抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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パルスレーザ・スキャンによって準備した横に成長した多結晶シリコン(ボリ-Si)上に作った薄膜トランジスタ(TFT)の特性変化を研究した。いろいろなチャンネル・デザインのTFTを,作り,研究した:n-とp-チャンネルを有するTFT,結晶粒成長方向に対してチャンネルが平行または直角に設定したTFT,そして,チャンネルが単一チャンネルまたは複数ストライプから成るTFT。カレント・ドライブの変化が閾値電圧の変化でなく,主にキャリヤ移動度の変化によることが分かった。キャリヤ移動度の変化が,平行整列TFTより直行整列TFTでより大きいことがわかった。さらに,p-チャンネルTFTよりnチャネルTFTより大きいことが分かった。複数ストライプのTFTの研究から,特性変化が総チャンネル幅に依存することが分かった。温度に依存するキャリヤ移動度から,結晶粒境界での電位バリア高を評価した。評価はnチャネルTFTの電位バリア高13.2meV,そして,p-チャンネルTFTの電位バリア高7.18meVを与えた。ゲート電圧を増やすことで電位バリア高が減少することがわかった 。実験結果は,結晶粒境界での電位バリアの減少に伴って ポリ-Si TFTの特性変化が減少することを示した。実際,電位バリアが水素プラスマ処置によって減少したTFTが特性変化減少を示すことを示した。(翻訳著者抄録)