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J-GLOBAL ID:200902255246860025   整理番号:09A0245334

フィプロニルとイミダクロプリドを成分とする育苗箱施用殺虫剤がアキアカネの幼虫と羽化に及ぼす影響

Effects of Imidacroprid and Fipronil insecticide Application on the Larvae and Adults of Sympetrum frequens (Libellulidae:Odonata)
著者 (5件):
資料名:
号: 259  ページ: 35-41  発行年: 2009年02月25日 
JST資料番号: S0345A  ISSN: 1882-2789  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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フィプロニルやイミダクロプリドを成分とする育苗箱施用殺虫剤は,稲の吸汁性害虫を対象とした殺虫剤であり,育苗箱に用いる。本研究では,本薬剤がアキアカネ幼虫の死亡率,羽化数,羽化行動に及ぼす影響を小型ライシメータにより検証した。各ライシメータは,フィプロニル区,イミダクロプリド区および無処理区とし,それぞれ3反復で実験を行った。アキアカネ卵は,それぞれのライシメータに300卵散布した。そして,各ライシメータ中のアキアカネ幼虫の死亡率,羽化数を求めた。アキアカネ幼虫の死亡率が最も大きい値を示したのはフィプロニル区となり,羽化個体が観察されなかった。イミダクロプリド区では,フィプロニル区に比べて死亡率は低い値を示したが,幼虫の平均成長率および成虫の後翅長が無処理区よりも低下した。また,羽化異常を示す個体が無処理区に比べて高い割合で発現した。フィプロニルやイミダクロプリドを成分とする育苗箱施用殺虫剤の使用は,アキアカネ幼虫の大きな減少を招くことが示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
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農薬  ,  害虫に対する農薬 
引用文献 (20件):
  • 新井裕. 水田に適応したアカトンボ. 昆虫と自然. 1996, 31, 8, 23-26
  • CORBET, P. S. トンボ博物学-行動と生態の多様性-. 2007, 229
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