特許
J-GLOBAL ID:200903006162247062

電磁ボールクラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 高橋 陽介 ,  斎藤 春弥
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-355053
公開番号(公開出願番号):特開2005-121093
出願日: 2003年10月15日
公開日(公表日): 2005年05月12日
要約:
【課題】 径方向のサイズを大きくすることなく大トルクの伝達が可能であり、かつ、電磁力でトルクの伝達、切断を切り替えるのに適した構成を得ること。【解決手段】 電磁作動によりホイール10の回転トルクを同心軸上に配置されたロータ20に対して伝達、切断する。ロータ20の大径円筒部23の内周面には、突条24が軸方向の半分程度の領域に形成されている。ホイール10に対して軸方向に変位可能に取り付けられたアーマチュア50の外周面とロータ20の大径円筒部23の内周面との間には、複数のボール70が配置されている。アーマチュア50の外周面には、ボール70が一部嵌合して保持される凹部51が形成されている。励磁コイル42への通電によりアーマチュア50がロータ20に吸着された際に、ボール70が突条24の間に形成された溝に入り込み、ホイール10の回転トルクをロータ20に伝達する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
電磁作動により同心軸上にある一次側のホイールと二次側のロータとの間で回転トルクを 伝達、遮断する電磁ボールクラッチにおいて、 前記ロータは、軸方向に対して垂直なディスク部と、前記ディスク部の周縁から軸方向 に延びる大径円筒部とを有し、 前記ロータを回転自在に支持する固定部には、通電、非通電の切り替えにより電磁力の 作用、非作用を切り替える励磁コイルが固定され、 前記ロータを挟んで前記励磁コイルの反対側で前記ロータの大径円筒部の内側に、前記 ホイールと一体に回転し、かつ、軸方向に変位可能なアーマチュアが配置され、該アーマ チュアは、付勢手段により前記ロータのディスク部から離れる方向に付勢され、前記励磁 コイルへの通電・非通電の切り替えにより軸方向に変位し、 前記アーマチュアの外周面と前記ロータの大径円筒部の内周面との間に複数のボールが 配置され、前記外周面と内周面とのいずれか一方には、前記ボールが一部嵌合して保持さ れる凹部が形成され、他方には、前記励磁コイルへの通電により前記アーマチュアが前記 ディスク部側に吸着された際、あるいは、前記励磁コイルへの非通電時で前記アーマチュ アが前記ホイール側に吸着された際のいずれか一方の際にのみ、前記ボールに係合して前 記ロータと前記ホイールとの間で回転トルクを伝達する軸方向の凸条が形成されているこ とを特徴とする電磁ボールクラッチ。
IPC (2件):
F16D27/118 ,  F16D15/00
FI (2件):
F16D27/10 361 ,  F16D15/00 Z
引用特許:
出願人引用 (12件)
  • 特公平6-29619号公報 第4図
  • 特開平2-286921
  • 電磁多板クラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-065684   出願人:ジヤトコ株式会社
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審査官引用 (11件)
  • 特開平2-286921
  • 電磁多板クラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-065684   出願人:ジヤトコ株式会社
  • クラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-234862   出願人:株式会社ケイセブン
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