特許
J-GLOBAL ID:200903006779216920

酵素センサ、該酵素センサを使用した分析方法及びキット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 庄司 隆 ,  資延 由利子 ,  大杉 卓也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-048181
公開番号(公開出願番号):特開2008-209323
出願日: 2007年02月27日
公開日(公表日): 2008年09月11日
要約:
【課題】 本発明は、生体サンプルに含まれる微量タンパク質などの生化学物質、特にホルモン例えばコルチゾールの高感度、迅速分析を可能とする酵素センサの提供である。 【解決手段】1次抗体を第1電極である作用極に固定する。そして、作用極と該作用極と対向して配置されている第3電極である対向極間の電気泳動によってサンプル中の被測定物質及び酵素標識2次抗体と1次抗体との凝集手段並びに被測定物質以外の生体サンプル、被測定物質に結合しなかった酵素標識2次抗体の作用極の近傍からの除去手段を酵素センサに導入することによって本発明を完成した。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
少なくとも第1電極(作用極)、第2電極(対極)と前記第1電極と対向して配置されている第3電極(対向極)及び反応槽を備える酵素センサであって、以下の要素を含む酵素センサ; 1)前記作用極が基板上で実質的に水平方向に配置され、前記対向極が前記作用極の実質的に上方に配置されており、前記作用極と前記対向極間では電気泳動を垂直に展開可能であり、 2)作用極に被測定物質に対する抗体(1次抗体)が固定化されており、 3)前記作用極に固定化された前記抗体には、前記抗体に結合する生体サンプルに含まれる被測定物質(抗原)を介して酵素によって標識化された酵素標識2次抗体が結合可能であり、 4)前記作用極と前記対向極間に電圧を印加することによる電気泳動により、被測定物質、酵素標識2次抗体と1次抗体との凝集が可能であり、 5)前記4)とは逆方向の電圧を印加すること(電気泳動極性を反転させること)による電気泳動により、被測定物質以外の生体サンプル成分、酵素標識2次抗体が前記作用極の近傍から除去可能であり、 6)前記反応槽に十分量の電子メディエーター及び酸化還元物質が存在し、前記酵素標識2次抗体の前記酵素が酸化還元物質を触媒するとともに電子メディエーターを還元することで電子の授受が発生し、前記作用極と前記対極間の電気化学反応として、被測定物質の濃度に応じた電流が検出される。
IPC (5件):
G01N 27/327 ,  G01N 33/543 ,  G01N 33/53 ,  G01N 27/28 ,  G01N 27/416
FI (5件):
G01N27/30 357 ,  G01N33/543 545F ,  G01N33/53 A ,  G01N27/28 H ,  G01N27/46 336N
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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