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J-GLOBAL ID:200903024750564439

複数の結晶相を有する試料の解析方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小谷 悦司 ,  伊藤 孝夫 ,  樋口 次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-251537
公開番号(公開出願番号):特開2008-070331
出願日: 2006年09月15日
公開日(公表日): 2008年03月27日
要約:
【課題】複数の結晶相を有する試料についての各結晶相の割合と結晶子サイズとを短時間で同時に求める。【解決手段】X線回折測定を行って被解析試料の実測回折パターンを得、その回折測定結果をリートベルト解析することにより近似計算式に含まれる各種パラメータを精密化するとともに、この精密化されたパラメータの値から上記被解析試料における各結晶相の割合(質量分率χ)と結晶子サイズ(結晶子径p)とを算出するようにした試料の解析方法において、上記各種パラメータのうちの2次プロファイルパラメータに対して少なくとも最初の精密化処理を行う際に、上記2次プロファイルパラメータの中でも各結晶相の割合や結晶子サイズの算出結果に相対的に大きく影響するパラメータU,X,Yを、各結晶相のU同士,X同士,Y同士がそれぞれ同一という制約条件の下で精密化する。【選択図】図3
請求項(抜粋):
複数の結晶相を有する試料の解析方法であって、 X線回折装置を用いて被解析試料の実測回折パターンを得る第1の工程と、 この第1の工程で得られた実測回折パターンと、近似計算式に基づく計算回折パターンとを一致させるように、当該近似計算式に含まれる下記(1)(2)のパラメータ; 「(1)2次プロファイルパラメータとしての下記パラメータ、 ・格子ひずみに起因したプロファイルの拡がりに関するパラメータU,Y,Ye、 ・結晶子サイズの効果に起因したプロファイルの拡がりに関するパラメータP,X,Xe、 ・主にX線回折装置や光学系に依存するパラメータV,W、 (2)尺度因子パラメータや格子定数等からなる、上記2次プロファイルパラメータ以外のパラメータ」 をそれぞれ精密化するリートベルト解析を行う第2の工程と、 このリートベルト解析により精密化されたパラメータのうち特定のパラメータの値に基づき、上記被解析試料における各結晶相の割合と結晶子サイズとを算出する第3の工程とを含み、 上記第2の工程では、上記各種パラメータの精密化処理を複数回繰り返して行うとともに、上記各種パラメータのうち2次プロファイルパラメータに対して少なくとも最初の精密化処理を行う際に、上記各結晶相の割合や結晶子サイズの算出結果に相対的に大きく影響するパラメータU,X,Yを、各結晶相のU同士,X同士,Y同士がそれぞれ同一という制約条件の下で精密化することを特徴とする複数の結晶相を有する試料の解析方法。
IPC (1件):
G01N 23/20
FI (1件):
G01N23/20
Fターム (7件):
2G001AA01 ,  2G001BA18 ,  2G001CA01 ,  2G001FA02 ,  2G001GA01 ,  2G001GA13 ,  2G001KA08
引用特許:
出願人引用 (1件)

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