特許
J-GLOBAL ID:200903029508303894

能動型振動騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 千葉 剛宏 ,  宮寺 利幸 ,  佐藤 辰彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-160699
公開番号(公開出願番号):特開2004-361721
出願日: 2003年06月05日
公開日(公表日): 2004年12月24日
要約:
【課題】参照信号を得るための演算量を低減させ、かつ十分な振動騒音制御効果のある能動型振動騒音制御装置を提供する。【解決手段】打消振動騒音を発生するスピーカ17から誤差信号を出力するマイクロフォン18までの信号伝達特性中の位相特性の余弦値に基づく余弦補正値C0と振動騒音周波数の基準余弦波信号とを乗算した信号から位相特性の正弦値に基づく正弦補正値C1と振動騒音周波数の基準正弦波信号とを乗算した信号を減算した第1参照信号と誤差信号とに基づき、誤差信号が最小となるように適応ノッチフィルタ14のフィルタ係数を逐次更新し、基準正弦波信号と余弦補正値C1とを乗算した信号と基準余弦波信号と正弦補正値C0とを乗算した信号とを加算した第2参照信号と誤差信号とに基づき、誤差信号が最小となるように適応ノッチフィルタ15のフィルタ係数を逐次更新する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
振動騒音源から発生する振動騒音周波数に基づく周波数を有する基準正弦波信号と基準余弦波信号を基準信号として出力する基準信号生成手段と、 前記振動騒音源からの振動騒音に基づき発生する発生振動騒音を相殺するために、前記基準余弦波信号に基づいて第1制御信号を出力する第1適応ノッチフィルタおよび前記基準正弦波信号に基づいて第2制御信号を出力する第2適応ノッチフィルタと、 前記第1制御信号と前記第2制御信号とを加算した加算信号を入力とし、かつ出力により前記発生振動騒音を打ち消す振動騒音打消手段と、 前記発生振動騒音と振動騒音打消手段から出力される打消振動騒音との差に基づく誤差信号を出力する誤差信号検出手段と、 前記基準信号の周波数に対する、前記振動騒音打消手段から誤差信号検出手段までの信号伝達特性に対応させた補正値に基づいて前記基準余弦波信号と基準正弦波信号をそれぞれ補正して第1および第2参照信号として出力する補正手段と、 前記誤差信号と前記第1および第2参照信号とに基づいて前記誤差信号が最小となるように前記第1および第2適応ノッチフィルタのフィルタ係数をそれぞれ逐次更新するフィルタ係数更新手段と、 を備えた能動型振動騒音制御装置において、 前記補正手段は、前記信号伝達特性中の位相特性の余弦値に基づく余弦補正値と前記基準余弦波信号との積から、前記位相特性の正弦値に基づく正弦補正値と前記基準正弦波信号との積を減算した信号を第1参照信号として出力すると共に、前記正弦補正値と前記基準余弦波信号との積と、前記余弦補正値と前記基準正弦波信号との積とを加算した信号を第2参照信号として出力し、 前記フィルタ係数更新手段は、前記第1参照信号と前記誤差信号とに基づいて第1適応ノッチフィルタのフィルタ係数を順次更新すると共に、前記第2参照信号と前記誤差信号とに基づいて第2適応ノッチフィルタのフィルタ係数を順次更新する ことを特徴とする能動型振動騒音制御装置。
IPC (4件):
G10K11/178 ,  B60R11/02 ,  F16F15/02 ,  G10K11/16
FI (4件):
G10K11/16 H ,  B60R11/02 S ,  F16F15/02 B ,  G10K11/16 J
Fターム (11件):
3D020BA10 ,  3D020BB01 ,  3D020BC01 ,  3D020BD03 ,  3D020BD05 ,  3D020BE03 ,  3J048AB07 ,  3J048AD03 ,  3J048EA01 ,  3J048EA36 ,  5D061FF02
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • アクティブ振動騒音抑制装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-263643   出願人:本田技研工業株式会社
  • 振動騒音制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-037458   出願人:本田技研工業株式会社
  • 騒音消去装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-104651   出願人:松下電器産業株式会社
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