特許
J-GLOBAL ID:200903035943652965

軌道部材の製造方法、動弁装置の製造方法および軌道部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 深見 久郎 ,  森田 俊雄 ,  仲村 義平 ,  堀井 豊 ,  野田 久登 ,  酒井 將行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-240618
公開番号(公開出願番号):特開2008-064159
出願日: 2006年09月05日
公開日(公表日): 2008年03月21日
要約:
【課題】製造コストの上昇を抑制しつつ、転走面を含む領域の硬度を十分に高くするとともに、転動疲労に対する高い抵抗性を付与して十分な転動疲労寿命を確保し、かつ塑性変形する領域の硬度を安定して制御可能な軌道部材の製造方法を提供する。【解決手段】軌道部材の製造方法は、炭素量およびクロム量を抑制した鋼製部材を準備する鋼製部材準備工程と、熱処理工程と、仕上げ加工工程とを備えている。熱処理工程は、鋼製部材が加熱されて浸炭窒化される浸炭窒化工程と、鋼製部材がMS点以下の温度に冷却されて焼入硬化される焼入硬化工程と、鋼製部材が650°C以上A1点未満の温度に加熱されて焼戻される高温焼戻工程と、鋼製部材において、軌道部材の転走面となるべき領域を含む高硬度領域以外の領域である低硬度領域が焼入硬化されることなく、高硬度領域が高周波焼入される高周波焼入工程とを含んでいる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
0.5質量%以上0.7質量%以下の炭素と、0.15質量%以上0.35質量%以下の珪素と、0.6質量%以上0.9質量%以下のマンガンとを含有し、残部鉄および不可避的不純物からなり、クロム含有量が0.3質量%以下に抑制された鋼からなり、軌道部材の概略形状に成形された部材である鋼製部材が準備される鋼製部材準備工程と、 前記鋼製部材が熱処理される熱処理工程と、 前記熱処理工程において熱処理された前記鋼製部材が、仕上げ加工される仕上げ加工工程とを備え、 前記熱処理工程は、 前記鋼製部材が、A1点以上の温度である浸炭窒化温度に加熱されて浸炭窒化される浸炭窒化工程と、 前記浸炭窒化工程において浸炭窒化された前記鋼製部材が、前記浸炭窒化温度から、MS点以下の温度に冷却されて焼入硬化される焼入硬化工程と、 前記焼入硬化工程において焼入硬化された前記鋼製部材が、650°C以上A1点未満の温度に加熱されて焼戻される高温焼戻工程と、 前記高温焼戻工程において焼戻された前記鋼製部材において、前記軌道部材の転走面となるべき領域を含む高硬度領域以外の領域である低硬度領域が焼入硬化されることなく、前記高硬度領域が高周波焼入される高周波焼入工程とを含む、軌道部材の製造方法。
IPC (5件):
F16C 33/64 ,  F16C 33/62 ,  F16H 53/06 ,  F01L 1/18 ,  F01L 1/14
FI (7件):
F16C33/64 ,  F16C33/62 ,  F16H53/06 ,  F01L1/18 N ,  F01L1/18 M ,  F01L1/14 E ,  F01L1/14 B
Fターム (44件):
3G016AA05 ,  3G016AA19 ,  3G016BA34 ,  3G016BB03 ,  3G016BB22 ,  3G016CA13 ,  3G016EA03 ,  3G016FA16 ,  3G016FA17 ,  3G016FA19 ,  3G016FA20 ,  3G016GA00 ,  3G016GA02 ,  3J030EA22 ,  3J030EB00 ,  3J030EC07 ,  3J101AA13 ,  3J101AA42 ,  3J101AA52 ,  3J101AA62 ,  3J101BA53 ,  3J101BA54 ,  3J101BA55 ,  3J101BA56 ,  3J101DA01 ,  3J101DA02 ,  3J101EA02 ,  3J101FA31 ,  3J101FA44 ,  3J101GA21 ,  3J701AA13 ,  3J701AA42 ,  3J701AA52 ,  3J701AA62 ,  3J701BA53 ,  3J701BA54 ,  3J701BA55 ,  3J701BA56 ,  3J701DA01 ,  3J701DA02 ,  3J701EA02 ,  3J701FA31 ,  3J701FA44 ,  3J701GA21
引用特許:
出願人引用 (12件)
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