特許
J-GLOBAL ID:200903038057253609

負の電流をパルスする電着を用いた合金堆積物の製造及びそのナノ構造の制御方法、並びにそのような堆積物を組み入れる物品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-515731
公開番号(公開出願番号):特表2008-542552
出願日: 2006年05月23日
公開日(公表日): 2008年11月27日
要約:
正及び負双方の電流部分を持った二極波電流を用いて、ナノ結晶粒度の堆積物を電着する。極性比は、負の極性電流と正の極性電流の時間積分された振幅の絶対値の比である。そのうちの1つが金属であり、そのうちの少なくとも1つが大部分電気的に活性がある2以上の化学成分の合金において粒度を正確に制御することができる。通常、常ではないが、大部分電気的に活性がある物質の量は、負の電流の間、堆積物中で優先的に減らされる。堆積物はまた、相対的に亀裂や空隙のない、優れた肉眼的品質を呈する。電流密度、パルス部分の持続時間及び槽の組成のパラメータは、堆積物組成の関数としての粒度及び極性比の関数としての堆積物組成を示す補助方程式、又はたぶん、極性比の関数としての粒度を示す単一関係を参照して決定される。これらの関係に基づいて相当する極性比を選択することによって特定された粒度を達成することができる。塗膜は、層にあることができ、それぞれ層から層に変化する平均粒度を有するが、また勾配をかけた領域にもあることができる。塗膜は、環境保護(腐食、摩擦)、装飾的特性のために、及び硬質クロム塗膜と同じ用途のために選択することができる。完成品は、電気伝導性のプラスチック、又は鉄鋼、アルミニウム、真鍮を含む金属の基材上に構築されてもよい。基材はそのままでもよく、又は取り除かれてもよい。【選択図】図11
請求項(抜粋):
少なくとも2つの要素を含む系の合金を堆積する方法であって、そのうちの1つが大部分電気的に活性があり、そのうちの少なくとも1つが金属であり、合金堆積物が特定されたナノ結晶の平均粒度を有し、 a)要素の少なくとも1つが金属で、要素の少なくとも1つが大部分電気的に活性がある、系の少なくとも2つの要素の溶解された化学種を含む液体を提供する工程と、 b)異なった時間で正の極性及び負の極性の時間帯を有する電位を供給するように構成された電源に連結された、液体における第1の電極と第2の電極を提供する工程と、 c)第2の電極で特定された粒度の堆積物を達成するために電源を駆動し、非定数の電位が異なった時間で正の極性及び負の極性を有し、その時間と極性が極性比を特徴付ける工程を含む方法。
IPC (4件):
C25D 5/18 ,  B82B 1/00 ,  B82B 3/00 ,  C25D 21/12
FI (4件):
C25D5/18 ,  B82B1/00 ,  B82B3/00 ,  C25D21/12 A
Fターム (7件):
4K024AA14 ,  4K024BA01 ,  4K024BA12 ,  4K024BB27 ,  4K024BB28 ,  4K024CA05 ,  4K024CB05
引用特許:
審査官引用 (8件)
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