特許
J-GLOBAL ID:200903040253901940

表面品質、破壊靱性および耐サワー性に優れる熱延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-119597
公開番号(公開出願番号):特開2008-274355
出願日: 2007年04月27日
公開日(公表日): 2008年11月13日
要約:
【課題】表面品質に優れ、かつ破壊特性に優れ、さらに耐サワー性に優れた高張力熱延鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】C:0.02〜0.08%、Nb:0.03〜0.10%、Ti:0.005〜0.05%、Ca:0.003%以下を含み、Si、Mn、P、S、Al、N、Oを適正量に調整し、かつCa、O、Sが特定の関係を満足するように調整された組成を有する鋼素材に、粗圧延工程と、仕上圧延工程と、巻取工程とを順次施すに当たり、粗圧延工程後で仕上圧延工程前に、および/または、仕上圧延工程中のパス間に、表層部を50°C/s以上の冷却速度でAr3変態点超え900°C以下の温度に達するまで急冷する加速冷却、または表層部を50°C/s以上の冷却速度でAr3変態点以下の温度に達するまで急冷する加速冷却を施したのち、該加速冷却を停止し、しかる後に仕上圧延を施す。なお、Ar3変態点以下の温度に達するまで急冷する加速冷却を施した場合には、仕上圧延は1パス当たりの圧下率を、(1.1×一様伸び)%以下に限定することが好ましい。これにより、表面品質に優れ、破壊靱性に優れ、さらに耐サワー性にも優れた高張力熱延鋼板とすることができる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
質量%で、 C:0.02〜0.08%、 Si:0.5%以下、 Mn:0.8〜1.8%、 P:0.025%以下、 S:0.001%以下、 Al:0.005〜0.10%、 N:0.005%以下、 Nb:0.03〜0.10%、 Ti:0.005〜0.05%、 Ca:0.003%以下、 O:0.005%以下 を含み、さらにCa、S、Oが下記(1)式、(2)式を満足し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する鋼素材に、粗圧延を施しシートバーとする粗圧延工程と、該シートバーに仕上圧延を施し熱延板とする仕上圧延工程と、該熱延板を巻き取る巻取工程とを順次施す熱延鋼板の製造方法において、 前記粗圧延工程後で、前記仕上圧延工程前に、前記シートバーに、表層部を50°C/s以上の冷却速度でAr3変態点超え900°C以下の温度に達するまで急冷する加速冷却を施したのち、該加速冷却を停止し、しかる後に仕上圧延工程を施すことを特徴とする表面品質、破壊靱性および耐サワー性に優れる熱延鋼板の製造方法。 記 1.4≦{[%Ca]-[%O]×(0.18+130[%Ca])}/1.25[%S]<3.3....(1) [%Ca]×[%S]0.28 ≦3.6×10-4 ....(2) ここで、[%Ca]、[%O]、[%S]:各元素の含有量(質量%)
IPC (6件):
C21D 9/46 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58 ,  C22C 38/00 ,  B21B 1/26 ,  B21B 3/00
FI (6件):
C21D9/46 S ,  C22C38/14 ,  C22C38/58 ,  C22C38/00 301W ,  B21B1/26 D ,  B21B3/00 A
Fターム (34件):
4E002AA07 ,  4E002AD01 ,  4E002BC05 ,  4E002BD03 ,  4E002BD07 ,  4E002CB01 ,  4K037EA01 ,  4K037EA05 ,  4K037EA09 ,  4K037EA11 ,  4K037EA13 ,  4K037EA15 ,  4K037EA17 ,  4K037EA18 ,  4K037EA19 ,  4K037EA20 ,  4K037EA22 ,  4K037EA23 ,  4K037EA25 ,  4K037EA27 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EB05 ,  4K037EB08 ,  4K037EC01 ,  4K037FA02 ,  4K037FA03 ,  4K037FB07 ,  4K037FD02 ,  4K037FD03 ,  4K037FD04 ,  4K037FE01 ,  4K037FE02 ,  4K037FE03
引用特許:
出願人引用 (8件)
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