特許
J-GLOBAL ID:200903041021622200

鉄道車両用振動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-143360
公開番号(公開出願番号):特開平10-315965
出願日: 1997年05月16日
公開日(公表日): 1998年12月02日
要約:
【要約】【課題】 カント路走行時にも車体の左右横方向の変位を良好に制御できる鉄道車両用振動制御装置を提供する。【解決手段】 地点情報信号Adを入力するブロックB4で鉄道車両がカント路を走行していると判定すると、ブロックB6が、スカイフック制御用の変数Jaを0とする一方、カント制御用の変数Jb を1とし、横方向加速度αの積分処理を含むスカイフック制御を禁止する一方、車体がカント路の外側、内側に振れない減衰力となるように目標減衰力を算出するブロックB5A,B5Bを含むカント制御が採用されて カント路(傾斜角度等)に応じた所望の減衰力が求められる。カント路を走行している際、横方向加速度αの積分処理を含むスカイフック制御が禁止されるので、従来技術で発生するカント路走行時の超過遠心加速度に伴う積分精度の低下を招くことがなく、その分、振動抑制制御の向上を図ることができる。
請求項(抜粋):
鉄道車両の台車と該台車に水平方向に揺動可能に支持された車体との間に介装されて、減衰力を発生することにより進行方向に対して水平横方向の車体の運動を規制する減衰力可変ダンパと、車体の水平横方向加速度を検出する加速度検出手段と、該加速度検出手段が検出した水平横方向加速度から車体の横方向速度を求め、該横方向速度に応じて前記減衰力可変ダンパの減衰力を設定するコントローラと、を設けた鉄道車両用振動制御装置において、鉄道車両がカント路を走行しているか否かを判断するカント路走行判断手段と、該カント路走行判断手段が鉄道車両がカント路を走行していると判断した場合、前記振動制御に代えてカント路のカント量に応じた振動制御を行うカント時振動制御手段と、を備えたことを特徴とする鉄道車両用振動制御装置。
IPC (3件):
B61F 5/22 ,  B61F 5/24 ,  F16F 15/02
FI (3件):
B61F 5/22 F ,  B61F 5/24 F ,  F16F 15/02 B
引用特許:
審査官引用 (8件)
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