特許
J-GLOBAL ID:200903060416512610

遅延波キャンセル方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-131976
公開番号(公開出願番号):特開2001-028562
出願日: 2000年05月01日
公開日(公表日): 2001年01月30日
要約:
【要約】【課題】 応答性のよいキャンセラを実現する。【解決手段】 受信機のIF出力を取り込み、可変遅延回路321、可変移相器322及び可変減衰器323で遅延、移相及び減衰させる。周波数解析部326にて受信信号を周波数解析し、その結果を演算制御部324にて高速フーリエ変換し、その結果を以て予め作成しておいたテーブルを参照することにより、遅延時間、移相量及び減衰率の制御信号を発生させる。制御量の漸減漸増手順が不要であること等により、回り込みキャンセラ30の応答性が向上する。回り込み成分だけでなくマルチパス成分もキャンセルできる。
請求項(抜粋):
回り込み波を模擬する出力信号をキャンセラにて発生させる動作と、発生させた出力信号を帰還して中継装置の受信信号に干渉させる動作と、その干渉の結果受信信号に現れた特徴を検出する動作と、この動作により検出した特徴とその際のキャンセラの動作条件とを対応付けて情報として収集する動作と、を含む事前処理を、信号を無線中継する中継装置の送信アンテナから同じ中継装置の受信アンテナへの無線による回り込みを遮断した状態で、所定範囲内でキャンセラの動作条件を多様に変化させながら実行し、キャンセラの出力信号を帰還して受信信号に干渉させる動作と、その干渉の結果及び遅延波による干渉の結果受信信号に現れた特徴からキャンセラの出力信号による干渉の影響を除外して検出する動作と、この動作により検出した特徴と事前処理にて収集済の情報とに基づき、かつ、干渉の結果受信信号に現れた特徴が補償又は抑圧されることとなるよう、キャンセラの動作条件を決定する動作と、その結果に従いキャンセラを制御する動作と、を含むキャンセル制御を、事前処理によりキャンセル制御に必要な情報を収集した後回り込みの遮断を解除した上で、繰返し実行することにより、回り込み波、マルチパス波等の遅延波による干渉の影響を、受信信号から除去し又は抑圧することを特徴とする遅延波キャンセル方法。
IPC (2件):
H04B 7/15 ,  H04J 11/00
FI (2件):
H04B 7/15 Z ,  H04J 11/00 Z
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • OFDM伝送用中継装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-213077   出願人:日本放送協会
  • 無線通信装置における妨害波除去方法及び装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-191863   出願人:財団法人移動無線センター, アンテナ技研株式会社, 富士テック株式会社
  • 無線中継ブースタ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-322718   出願人:国際電気株式会社, エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社
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