特許
J-GLOBAL ID：200903065582513252

低降伏比550MPa級高張力厚鋼板およびその製造方法

発明者：
川中 徹

川中 徹 について

, 
石川 操

石川 操 について

, 
多賀根 章

多賀根 章 について


出願人/特許権者：
JFEスチール株式会社

JFEスチール株式会社 について


代理人 (1件)： 小林 英一
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2006-345423
公開番号（公開出願番号）：特開2007-197823
出願日： 2006年12月22日
公開日（公表日）： 2007年08月09日
要約：
【課題】低降伏比550MPa級高張力厚鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】C:0.07〜0.15%、Si、Mn、P、Sを適正量含み、さらにNb、Tiのうちの1種または2種を含有し、Ceq:0.35〜0.42%である組成を有する鋼片に、熱間圧延を施したのち、Ar3変態点〜950°Cの温度から冷却を開始し、Ceq、Nb含有量、冷却停止温度に関係するCRL〜CRH(°C/s)、かつ7°C/s以上の平均冷却速度で冷却し、350〜620°Cの範囲の温度で冷却を停止する。これにより、板厚、組成によらず、一定量のフェライトを含むフェライト+ベイナイト複合組織を安定して確保でき、溶接性に優れ、安定して80%以下の低降伏比と550MPa以上の引張強さを有する低降伏比高張力厚鋼板となる。【選択図】なし
請求項（抜粋）：
質量%で、 C:0.07〜0.15%、 Si:0.05〜0.5%、 Mn:0.5〜2.0%、 P:0.030%以下、 S:0.005%以下 を含み、さらにNb:0.02%以下、Ti:0.02%以下のうちから選ばれた1種または2種を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、下記(1)式で定義される炭素当量Ceqが、0.35〜0.42%である組成を有する鋼片を、1000〜1200°Cに加熱し、熱間圧延を施したのち冷却を施すに当り、下記(2)式で定義される、Ar3変態点以上、950°C以下の範囲の温度から冷却を開始し、平均冷却速度にして、下記(3)式で定義されるCRL(°C/s)以上、下記(4)式で定義されるCRH(°C/s)以下、かつ7°C/s以上の冷却速度で、冷却停止温度:350〜620°Cの範囲の温度で冷却を停止することを特徴とする溶接性に優れた低降伏比550MPa級高張力厚鋼板の製造方法。 記 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14 ......(1) ここで、C、Si、Mn、Ni、Cr、Mo、V:各元素の含有量(質量%) Ar3(°C)=910-310C-80Mn-20Cu-15Cr-55Ni-80Mo ......(2) ここで、C、Mn、Cu,Ni、Cr、Mo:各元素の含有量(質量%) CRL(°C/s)=0.035×(冷却停止温度)-50×Ceq-300Nb+14.5 ......(3) ここで、Ceq:(1)式で定義される炭素当量、Nb:Nbの含有量(質量%) CRH(°C/s)=0.03×(冷却停止温度)-50×Ceq-300Nb+23.5 ......(4) ここで、Ceq:(1)式で定義される炭素当量、Nb:Nbの含有量(質量%)
IPC (5件)：
C21D 8/02 ,  C22C 38/28 ,  C22C 38/58 ,  C22C 38/00 ,  B21B 3/00
FI (5件)：
C21D8/02 B ,  C22C38/28 ,  C22C38/58 ,  C22C38/00 301B ,  B21B3/00 A
Fターム (23件)：
4K032AA01 ,  4K032AA02 ,  4K032AA04 ,  4K032AA05 ,  4K032AA11 ,  4K032AA14 ,  4K032AA16 ,  4K032AA19 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA24 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032BA01 ,  4K032CA02 ,  4K032CC03 ,  4K032CC04 ,  4K032CD02 ,  4K032CD03 ,  4K032CD06
引用特許：
出願人引用 (8件)
全件表示

前のページに戻る

TOP

BOTTOM