特許
J-GLOBAL ID:200903078379624159

移動観測用レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田澤 博昭 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-059274
公開番号(公開出願番号):特開2000-258532
出願日: 1999年03月05日
公開日(公表日): 2000年09月22日
要約:
【要約】【課題】 従来の移動観測用レーダ装置では、3系統以上の受信信号処理経路を設けなければ、各送受信アンテナ2,3の指向方向に拘わらず、移動物体29の散乱波の位相差に基づいてその観測方向を特定することができなかった。【解決手段】 2つの送受信アンテナ2,3の一方から観測電波を送信するとともに両方の送受信アンテナ2,3で散乱波を観測し、これを2回繰り返すことで、移動物体29の散乱波の位相差情報を得て、ひいては移動物体29の観測方向θを特定するものである。
請求項(抜粋):
移動プラットフォーム上に配設され、移動物体を検出する移動観測用レーダ装置において、一定の周期毎のパルス波からなる観測信号を生成する送信機と、上記観測信号を第一観測電波として放射するとともに、受信した散乱波を第一散乱波として受信する第一送受信アンテナと、上記第一散乱波が入力され、これに応じた第一受信信号を出力する第一受信機と、第一受信信号を上記パルス波の周期の整数倍の時間分だけ遅延させる第一遅延回路と、遅延後の第一受信信号と上記第一受信機から直接入力された第一受信信号との差分演算を実行し、それにより得られる差分信号を移動物体の第一検出信号として出力する第一差分演算回路と、上記観測信号を第二観測電波として放射するとともに、受信した散乱波を第二散乱波として受信する第二送受信アンテナと、上記第二散乱波が入力され、これに応じた第二受信信号を出力する第二受信機と、第二受信信号を上記第一遅延回路と同じ時間だけ遅延させる第二遅延回路と、遅延後の第二受信信号と上記第二受信機から直接入力された第二受信信号との差分演算を実行し、それにより得られる差分信号を移動物体の第二検出信号として出力する第二差分演算回路と、第一検出信号と第二検出信号との位相差に基づいて上記移動物体の観測方向を特定する方探手段と、上記移動プラットフォームの移動方向前方側に位置する送受信アンテナから上記パルス波を出力してから上記遅延時間の後に出力されるパルス波は上記移動プラットフォームの移動方向後方側に位置する送受信アンテナから出力されるように、上記観測信号の周期に同期して上記第一送受信アンテナと上記第二送受信アンテナとを上記送信機に択一的に接続するとともに、この2つのパルスの散乱波に基づいて上記方探手段には移動物体の観測方向を特定させる同期制御手段とを備えたことを特徴とする移動観測用レーダ装置。
IPC (3件):
G01S 13/90 ,  G01S 3/54 ,  G01S 13/28
FI (3件):
G01S 13/90 ,  G01S 3/54 ,  G01S 13/28 A
Fターム (20件):
5J070AB01 ,  5J070AB08 ,  5J070AC01 ,  5J070AC02 ,  5J070AC06 ,  5J070AC13 ,  5J070AD06 ,  5J070AD20 ,  5J070AE07 ,  5J070AE20 ,  5J070AF06 ,  5J070AF08 ,  5J070AH01 ,  5J070AH34 ,  5J070AH50 ,  5J070AK22 ,  5J070AK27 ,  5J070BB30 ,  5J070BG05 ,  5J070BG12
引用特許:
出願人引用 (8件)
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