特許
J-GLOBAL ID:200903080246422710

ブレーキ倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-352322
公開番号(公開出願番号):特開平11-291892
出願日: 1998年12月11日
公開日(公表日): 1999年10月26日
要約:
【要約】【解決手段】 ブレーキ反力は、ブレーキペダルには伝達されない。その代わりに、擬似反力付与手段41によって弁プランジャ17およびブレーキペダルに擬似反力が伝達されるようになっている。バルブボディ5のリヤ側の外周部は、カバー44で囲繞してあり、またこのカバー44とリテーナ33とにわたってベローズ46を設けている。ベローズ46の有効径は、真空弁24、大気弁25の径と同一寸法にしている。これにより、ブレーキ倍力装置の作動時には、変圧室B内の大気の圧力とシェル1,2外の大気圧との差圧は、バルブボディ5には作用しない。【効果】 定圧室Aの負圧力が変動したとしても、ブレーキペダルの踏力に応じた擬似反力とブレーキペダルの移動量を得ることができる。したがって、従来に比較して運転者に良好なブレーキフィーリングを付与することができる。
請求項(抜粋):
シェル内に摺動自在に設けられるとともにリヤ側の外周部を上記シェルの開口部から気密を保持して摺動自在に貫通させた筒状のバルブボディと、このバルブボディに設けたパワーピストンと、このパワーピストンの前後に形成した定圧室と変圧室と、上記バルブボディ内に設けた弁機構と、この弁機構と定圧室とを連通させる定圧通路と、弁機構と変圧室とを連通させる変圧通路と、弁機構と大気とを連通させる大気通路と、上記弁機構と連動し、ブレーキペダルに連動して進退される入力軸と、上記バルブボディの前進によって前進される出力軸とを備え、上記バルブボディとパワーピストンとが軸方向に相対移動できるように構成し、また、上記弁機構は、バルブボディの内周部に設けた真空弁座と、バルブボディに摺動自在に嵌合されるとともに上記入力軸が連結される弁プランジャと、この弁プランジャにおけるリヤ側に形成した環状の大気弁座と、ばねによってフロント側へ付勢されて、上記両弁座に接離する弁体とを備えたブレーキ倍力装置において、ブレーキ倍力装置の作動時に、上記出力軸に加わる反力が上記弁プランジャに伝達されないように構成するとともに、上記パワーピストンまたはバルブボディに摺動自在に設けられた反力ピストンを備え、該反力ピストンに作用する上記変圧室と定圧室の圧力の差により付勢される付勢力を擬似反力として弁プランジャに伝達する擬似反力付与手段を設け、上記シェルの開口部に連結し、バルブボディのリヤ側筒部を囲繞する筒状のカバーと該筒状のカバーのリヤ側端部と上記弁体の上記バルブボディ内周部に嵌着された基部との間にベローズを設け、該筒状のカバーとベローズとで構成される空間部を上記定圧室に連通させるとともに、上記真空弁座の径、大気弁座の径およびベローズの有効径を実質的に同一寸法に設定したことを特徴とするブレーキ倍力装置。
引用特許:
審査官引用 (6件)
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