特許
J-GLOBAL ID:200903089143445905

熱処理方法、および熱処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-342144
公開番号(公開出願番号):特開平11-315162
出願日: 1998年12月01日
公開日(公表日): 1999年11月16日
要約:
【要約】【課題】 熱分解で発生するHCLガスを最終処分が容易な塩酸の形で回収し、かつ無水フタル酸等の針状結晶の生成も抑え、残渣の固着やワックスの閉塞を防止する。【解決手段】 塩化ビニル樹脂に含まれる可塑剤が熱分解するときに、水蒸気を加えて加水分解反応を起こさせ、分解物に強制的に、(-OH)基を付加してアルコールにする。同時に、塩化ビニル樹脂が分解して発生したHCLガスを水分の中に取り込み、塩酸として回収する。これにより、可塑剤由来の(-CL)基が付加された形の有機塩素化合物の発生を防止する。また、そのアルコールに可塑剤が分解して生成した無水フタル酸等の針状の結晶等を溶かし込むことにより、無水フタル酸等の結晶生成物の発生を防止する。
請求項(抜粋):
可塑剤および添加物を含んだ塩化ビニル樹脂、およびこの塩化ビニル樹脂を含んだ廃プラスチックを脱塩素加熱分解中に、水、水蒸気またはアルカリ水を加えて、塩化ビニルに含まれるDOP等の可塑剤を加水分解し、この加水分解によって、アルコール類と、酸を生成し、生成されたアルコール類に前記酸の結晶を溶解させる一方、前記水、水蒸気またはアルカリ水で塩化ビニル分解生成物であるHCLガスを吸収することを特徴とする熱処理方法。
IPC (4件):
C08J 11/10 ZAB ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 ,  C10G 1/10
FI (4件):
C08J 11/10 ZAB ,  C10G 1/10 ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 302 A
引用特許:
出願人引用 (16件)
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審査官引用 (20件)
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