特許
J-GLOBAL ID:200903092442164190

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 悟 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-235400
公開番号(公開出願番号):特開2003-048528
出願日: 2001年08月02日
公開日(公表日): 2003年02月18日
要約:
【要約】【課題】一方のブレーキ系統失陥時におけるフェイルセーフ制御の応答性を高め、これにより、一方のブレーキ系統の失陥による制動力不足状態の発生を防止して制動距離を短くすることができるアンチスキッド制御装置の提供。【解決手段】H配管制動車両において、左右後輪22、20のうち少なくとも一方の車輪がアンチスキッド制御状態で、左右両前輪14、10が非アンチスキッド制御状態であり、かつ、車体減速度VID100が後輪側のアンチスキッド制御のみで車両を停止させることが可能な車体減速度(-0.5g)より十分に大きい値(-0.85g)以上(VID100≧-0.85g)である時は、後輪側減圧閾値VWSのオフセット量xを通常より大きく設定し、車体減速度VID100が-0.85g未満である時は、後輪側減圧閾値VWSのオフセット量xを通常の値に設定するブレーキ液圧系統失陥時フェイルセーフ手段を備える。
請求項(抜粋):
左右両前輪側と左右両後輪側とで別系統のブレーキ液圧制御回路を備えるH配管制動車両のアンチスキッド制御装置において、制動液圧を発生するマスタシリンダと、車両における各車輪にそれぞれ配設されていて液圧供給により制動力を発生させる制動用シリンダと、該制動用シリンダの液圧を減圧する減圧制御状態と該液圧を保持する保持制御状態と該液圧を増圧する増圧制御状態のいずれかの状態に切り換え駆動制御可能な切換制御手段と、前記各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検出手段で検出された各車輪の車輪速度に基づいて擬似車体速度を算出する擬似車体速度算出手段と、該擬似車体速度算出手段で算出された擬似車体速度から所定のスリップ率を考慮したオフセット量を減算した減圧閾値を算出する制御目標速度算出手段と、前記各車輪速度検出手段で検出された車輪速度から各車輪の加速度を算出する車輪加速度算出手段と、前記擬似車体速度算出手段で算出された擬似車体速度の微分値から車体減速度を算出する車体減速度算出手段と、前記車輪速度検出手段で検出された各車輪の車輪速度が前記制御目標速度算出手段で算出された減圧閾値となった時は前記切換制御手段を減圧制御状態に切り換えて前記制動用シリンダの液圧を減圧する減圧制御を実行し、その後、前記車輪加速度算出手段で算出された各車輪の車輪加速度が所定の再増圧閾値となった場合に前記切換制御手段を増圧制御状態に切り換えて前記制動用シリンダの液圧を増圧する増圧制御を実行する制動液圧制御手段と、左右後輪のうち少なくとも一方の車輪がアンチスキッド制御状態で、左右両前輪が非アンチスキッド制御状態であり、かつ、車体減速度が後輪側のアンチスキッド制御のみで車両を停止させることが可能な車体減速度より大きい失陥判断閾値以下である時は、前記後輪側減圧閾値のオフセット量を通常より大きく設定し、車体減速度が失陥判断閾値を越えている時は、前記後輪側減圧閾値のオフセット量を通常の値に設定するブレーキ液圧系統失陥時フェイルセーフ手段と、を備えていることを特徴とするアンチスキッド制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/94 ,  B60T 8/72
FI (2件):
B60T 8/94 ,  B60T 8/72
Fターム (12件):
3D046BB01 ,  3D046BB28 ,  3D046HH23 ,  3D046HH36 ,  3D046HH39 ,  3D046JJ02 ,  3D046JJ06 ,  3D046JJ11 ,  3D046JJ16 ,  3D046JJ21 ,  3D046KK07 ,  3D046MM13
引用特許:
審査官引用 (17件)
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