特許
J-GLOBAL ID:201003038864835442

自在継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-027757
公開番号(公開出願番号):特開2010-181016
出願日: 2009年02月09日
公開日(公表日): 2010年08月19日
要約:
【課題】外部空間に存在する異物が内部空間25に入り込むのを有効に防止できる構造を実現する。【解決手段】シールリング15aのラジアルシールリップ18aを、先端部が二股に形成されて、軸方向に離隔した1対のシール縁27a、27bを有するものとする。これら両シール縁27a、27b同士の間に存在して内径側を軸部12の外周面により塞がれた密閉空間29の容積を、上記シールリング15aにより外部空間と遮断された内部空間25の容積が、上記軸部12と軸受カップ11とが軸方向に相対変位する事に伴って変化する変化量以上とする。この構成により、上記内部空間25の拡張時に外部空間から上記密閉空間29内に吸い込まれた異物を、この密閉空間29内に止め、上記課題を解決する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
それぞれが二股状に形成された1対のヨークと、これら両ヨークの両端部に互いに同心に形成された4個の円孔と、互いの開口を対向させた状態でこれら各円孔の内側に内嵌固定された、ぞれぞれが有底円筒状である4個の軸受カップと、結合基部の外周面に4本の軸部を放射状に固設して成り、これら各軸部をこれら各軸受カップ内に挿入した状態で上記両ヨークと組み合わされた十字軸と、これら各軸部の外周面とこれら各軸受カップの内周面との間に設けられた4組のラジアル軸受と、これら各軸部の基端部にそれぞれの基部を外嵌支持された状態で、これら各軸部の基端部と上記各軸受カップの開口部との間に設けられた4個のシールリングとを備え、これら各シールリングは、これら各軸受カップの外周面のうちで開口寄り端部に全周に亙り当接するラジアルシールリップと、この軸受カップの開口端部に設けられた内向鍔部の外面に全周に亙り当接するスラストシールリップとを備えたものである自在継手に於いて、上記各ラジアルシールリップが、先端部が二股に形成されて、軸方向に離隔した1対のシール縁を有するものであり、これら両シール縁同士の間に存在して内径側を上記軸受カップの外周面により塞がれた密閉空間の容積が、この軸受カップと上記軸部とが中立状態から相対変位する事に伴う、この軸受カップ内に存在して上記各シールリングにより外部空間と遮断された内部空間の容積の変化量以上である事を特徴とする自在継手。
IPC (3件):
F16D 3/41 ,  F16J 15/32 ,  B62D 1/20
FI (3件):
F16D3/41 E ,  F16J15/32 311P ,  B62D1/20
Fターム (4件):
3D030DC39 ,  3J006AE16 ,  3J006AE19 ,  3J006AE38
引用特許:
出願人引用 (8件)
  • 自在継手
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-277991   出願人:日本精工株式会社
  • 自在継手
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-217089   出願人:日本精工株式会社
  • 自在継手用軸受カップ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-085093   出願人:日本精工株式会社
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