文献
J-GLOBAL ID:201102261083533569   整理番号:11A1033237

海産食材中のセレン

Selenium in Seafood Materials
著者 (4件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 215-224 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: S0030A  ISSN: 1344-9702  CODEN: JHSCFD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
セレンの生化学的性質研究への関心は増大しており,多くの生物における必須栄養素としてのこの元素の重要性は良く認識されている。セレンは,蛋白質中に21番目のアミノ酸,セレノシステイン(SeCys又はSec)の形態で存在する。本レビューでは,魚類固有のセレノプロテイン及び非蛋白質性セレン化合物,並びに海産食材中からのセレンの栄養学的バイオアベイラビリティのスペシエーション分析を説明する。セレンは魚類及び貝類にとって必須である。魚類のセレノプロテオーム(SeCys含有蛋白質のセット)は哺乳類におけるよりも数が量が多く30~37のセレノプロテインが存在し(ヒトでは25のセレノプロテイン),魚類のセレノプロテインは最も多く知られている。同じコアとなるセレノプロテインファミリーが哺乳類と魚類で見られる。さらに,魚類はいくつかの種固有のセレノプロテイン(魚類15kDaのセレノプロテイン様蛋白質(Fep 15),セレノプロテインJ及びセレノプロテインL)を持ち,それらは哺乳類には存在しない。実際,セレノメチオニン(SeMet)及びSeCysy誘導体のような蛋白質性セレン種ばかりでなく,多くの非蛋白質性有機物が魚類及び貝類サンプル中で検出されている。海産食品中のセレン含有量は陸上食品よりも高いが,海産食品中の有機セレン種の化学形態についてはあまり知られていない。海産食品からのセレンの栄養学的バイオアベイラビリティは魚類及び貝類種及び/又はそれらが採れる場所に依存するように見える。ある海産食品はコムギや牛肉と同等の高いセレンのバイオアベイラビリティを示す。魚類及び貝類材料は日本人の主要な食事によるセレン源である(食事摂取の~60%)。海産食材はまだ化学的に同定されていない栄養学的に効果のある有機セレン化合物を含むと考えられる。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品の化学・栄養価  ,  動物性水産食品 
引用文献 (70件):
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る