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J-GLOBAL ID：201202291109281826   整理番号：12A1102816

食物の環境効率の試算

Trial Calculation of Food Environmental Efficiency

著者 (4件)： 津田淑江 (共立女短大) ,  小池恵 (共立女大 大学院) ,  船木絵美子 (共立女短大) ,  大家千恵子 (奈良教大)
資料名： 日本調理科学会誌  (Journal of Cookery Science of Japan)
巻： 45  号： 4  ページ： 297-301  発行年： 2012年08月05日 
JST資料番号： Y0637A  ISSN： 1341-1535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,食物のライフサイクルで排出されるCO₂量と食物の総合評価得点との割合を環境効率で表し,食の持続可能性を表現する指標とすることを提案するものである。食物分野で用いられる環境効率は食物の価値評価を環境負荷量(CO₂排出量)で除することによって得られる。モデルケースでは,メニューを食べた時の官能評価を行い,環境効率の分子とした。評価項目は,栄養,安全・安心感,経済性,利便性およびおいしさとした。分母は食品を生産・輸送・調理までの1食当たりの環境負荷量とした。その結果,これらの環境効率指標は健康と味を損なわずに環境を考え,持続可能な食物ライフスタイルを続けるための重要情報を提供することが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *食品 ,  効率 ,  環境影響 ,  食品特性 ,  二酸化炭素 ,  排出量 ,  負荷 ,  官能検査 ,  二酸化炭素排出量
準シソーラス用語： *ライフサイクルCO2 ,  *環境効率 ,  環境負荷量

分類 (1件)： 食品の品質  (FJ01040F)

引用文献 (17件)：

• 津田淑江. 持続可能な食生活を目指した食教育プログラムの開発 (第1報) 献立におけるライフサイクルエネルギーの算出. 日本家政学会誌. 2005, 56, 541-551
• 井元りえ. 持続可能な食生活を目指した食教育プログラムの開発 (第2報) 食教育プログラムの実践と評価. 日本家政学会誌. 2005, 56, 633-641
• 津田淑江. 調理時におけるライフサイクルCO_2排出量の実践的定量. 日本LCA学会誌. 2006, 2, 288-297
• 津田淑江. モデルメニコーによる日本の食事のLC-CO_2評価. 日本LCA学会誌. 2007, 3, 157-167
• 津田淑江. モデルメニューを用いた日本人の食事によるライフサイクルCO_2排出量. 日本調理科学会誌. 2008, 41, 289-296

タイトルに関連する用語 (3件)： 食物 ,  環境効率 ,  試算