特許
J-GLOBAL ID:201303092221307194

温度調節流路付きスライド構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 小野 尚純 ,  奥貫 佐知子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-041822
公開番号(公開出願番号):特開2013-099367
出願日: 2013年03月04日
公開日(公表日): 2013年05月23日
要約:
【課題】ペルチェ素子よる吸熱・発熱効果よりも大幅に温度の昇降時間を短縮、すなわちPCR反応の1サイクル数分単位から数秒単位まで短縮することができる温度調節流路付きスライド構造を提供すること。同時に反応部のDNAや細胞の1分子観察技術を可能とする。【解決手段】スライド1は、シリコン板2の裏面に液体の温度調節流路8となる溝を形成し、シリコン板2に溝を閉塞するシート状ガラス3を固定して温度調節流路8を形成している。スライド1には、DNA、細胞などを収容する反応チャンバー5と温度調節流路8に連通する供給口10と排水口11とを形成している。供給口10は、温度調整用の流体供給手段へ接続し、供給口10から排水口11に向かって流体を流し、反応部7の温度調整を瞬時できるようにした。シート状ガラス3は、厚さが0.17mmであり、反応部7液浸対物レンズで観察することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
シリコン板材の裏面に液体が流通し温度調節流路となる第1の溝と、該第1の溝の内側に形成された中州部に設けられ、試料としてのDNA又は細胞が供給される線状流路となる第2の溝と、前記中州部に設けられ前記第2の溝が通り蛍光プローブとDNA連結酵素を供給可能な反応部とを形成し、 前記シリコン板材の裏面に厚さ0.2mm以下のシート状ガラスを固定して前記温度調節流路、前記線状流路、前記反応部を形成したスライド本体を設け、 該スライド本体には、前記温度調節流路の一端側と他端側に前記温度調節流路に連通する供給口と排水口とを形成するとともに、前記線状流路の一端側と他端側に連通する供給口と排水口とを形成し、 前記シート状ガラスを介して液浸対物レンズを備えた顕微鏡による前記反応部の試料の観察を可能にしたことを特徴とする温度調節流路付きスライド構造。
IPC (4件):
C12M 1/00 ,  C12Q 1/02 ,  C12Q 1/68 ,  C12M 1/34
FI (5件):
C12M1/00 A ,  C12Q1/02 ,  C12Q1/68 A ,  C12M1/34 B ,  C12M1/34 Z
Fターム (19件):
4B029AA07 ,  4B029BB11 ,  4B029BB20 ,  4B029CC01 ,  4B029CC03 ,  4B029FA04 ,  4B029FA12 ,  4B029FA15 ,  4B063QA01 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR08 ,  4B063QR32 ,  4B063QR56 ,  4B063QS25 ,  4B063QS32 ,  4B063QS34 ,  4B063QX02
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (8件)
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