抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地球磁気圏の放射線帯(ジオスペース)には,1eVから1MeVまでのプラズマ粒子が存在する。放射線帯の電子は,宇宙嵐のような環境擾乱時間に変動して減少し,宇宙嵐が収まると再び放射線帯の外帯が形成される。外帯回復は断熱加速(ULF帯のプラズマ波動が関与する加速)と,非断熱加速(VLF帯のプラズマ波動が関与した加速)の2種類の過程がある。プラズマ圏では数eV程度の熱的プラズマと,100keVにおよび高温プラズマがあり,ホイッスラモード波によって加速され,MeVのエネルギーに至ると考えられる。現在計画中のジオスペース探査衛星ERGでは,衛星によるプラズマ直接観測と,地上からの磁場,光学,レーダ観測を総合した観測が予定される。本稿はこれらについて紹介した。