特許
J-GLOBAL ID:201403048998471204

塩化カルシウム抽出を用いる大豆タンパク質単離物の調製(「S703CIP」)

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 宮崎 昭夫 ,  緒方 雅昭
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-510620
公開番号(公開出願番号):特表2014-519820
出願日: 2012年05月09日
公開日(公表日): 2014年08月21日
要約:
少なくとも約60重量%(N×6.25)d.b.のタンパク質含量を有する大豆タンパク質製品、好ましくは少なくとも約90重量%(N×6.25)d.b.のタンパク質含量を有する単離物を次の手順で形成する。大豆タンパク質を低pH、一般に約1.5〜約5で塩化カルシウム水溶液を用いて大豆原料から抽出し、得られた大豆タンパク質水溶液を残留大豆タンパク質源から分離する。得られた澄明化大豆タンパク質水溶液を希釈し、pHを1.5から5.0の範囲に調整してもよい。この溶液を、限外濾過により濃縮し透析濾過し、次いで乾燥させて大豆タンパク質製品を得ることができる。あるいは、濃縮し、任意選択で透析濾過した大豆タンパク質溶液を、任意選択で1.5から7.0の範囲内のpHに調整し、次いで水中に希釈して沈殿物の形成を引き起こし、沈殿物を希釈水(上澄み液)から分離し、分離した大豆タンパク質を乾燥させて、少なくとも約60重量%(N×6.25)d.b.のタンパク質含量を有する大豆タンパク質製品、好ましくは少なくとも約90重量%(N×6.25)d.b.のタンパク質含量を有する大豆タンパク質単離物を形成することができる。上澄み液を処理して、少なくとも約60重量%(N×6.25)d.b.のタンパク質含量を有する大豆タンパク質製品、好ましくは少なくとも90重量%(N×6.25)d.b.のタンパク質含量を有する大豆タンパク質単離物を形成することができる。あるいは、希釈工程からの沈殿物をpH調整により希釈水に再可溶化して、沈殿を再可溶化し、タンパク質溶液を形成することができる。選択的膜技術とその後の任意選択の透析濾過および乾燥を用いて、イオン強度を実質的に一定に維持しながら、大豆タンパク質溶液を濃縮することができる。大豆タンパク質製品は酸性媒体中で可溶性であり、透明で熱安定な溶液を生成し、したがって、ソフトドリンク、スポーツドリンクのタンパク質強化のために使用することができる。
請求項(抜粋):
乾燥重量基準で少なくとも約60重量%(N×6.25)の大豆タンパク質含量を有する大豆タンパク質製品の製造方法であって、 (a)約1.5から約5のpHにおいてカルシウム塩水溶液で大豆タンパク質源を抽出して、大豆タンパク質源からの大豆タンパク質の可溶化を引き起こし、大豆タンパク質水溶液を形成する工程、 (b)残留大豆タンパク質源から、少なくとも部分的に、大豆タンパク質水溶液を分離する工程、 を含む大豆タンパク質製品の製造方法。
IPC (1件):
A23J 3/16
FI (1件):
A23J3/16 502
Fターム (6件):
4B017LC07 ,  4B017LC08 ,  4B017LG08 ,  4B017LK15 ,  4B017LL09 ,  4B017LP01
引用特許:
出願人引用 (9件)
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審査官引用 (9件)
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