文献
J-GLOBAL ID:201502262143949323   整理番号:15A0557396

人間行動ビッグデータを社会実装可能にする”ビジネス顕微鏡”

著者 (1件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 46-52  発行年: 2015年04月10日 
JST資料番号: F0270A  ISSN: 0387-2211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ユニークなビッグデータを扱うものとして,人集団のコミュニケーションを定量・分析するツール,”ビジネス顕微鏡”が株式会社日立中央研究所で研究開発され,株式会社日立ハイテクノロジーズから製品化されている。ビジネス顕微鏡を用いてデータを取得・分析することで,今まで定性的にしか語られていなかった人集団内のコミュニケーションを,ネットワークとして可視化及び定量化することができる。さらに,ビジネス顕微鏡の分析結果に従い,組織全体を活性化するための施策を打つことも可能であり,ビジネス分野では多くの実績を出している。また,人集団や組織を研究対象としているアカデミック領域においても,新しい研究手法を確立できるポテンシャルを秘めていると思われる。本稿では,ビジネス顕微鏡について,その概要と適用事例,今後の可能性について紹介した。ビジネス顕微鏡の主要な構成要素は名札型センサで,IDカードのように首にかけるなど,体に装着して使用する。主さは35グラム程度である。名札型センサ内の主要な構成要素は,赤外線センサと加速度センサである。小学生や幼稚園児でもデータ取得ができる。名札型センサで取得したデータを,基地局パソコンにインストールされている専用プログラムで処理すると,被験者毎に行動分析結果が出力される。主要な例としては,「時間の使い方」,「対面コミュニケーション」,「ライフログ」,「Nステップネットワーク」がある。適用事例として,コールセンターでの受注率改善の事例を紹介した。また,大阪大学COISTREAM「人間力活性化によるスーパー日本人の育成と産業競争力増進/豊かな社会の構築」プロジェクトにおける共同研究の状況を紹介した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
人間機械系  ,  ネットワーク法  ,  作業研究 
引用文献 (7件):
  • 矢野和夫,"データの見えざる手:ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則",草思社,2014
  • 森脇紀彦,大久保教夫,早川幹,佐藤信夫,福間晋一,矢野和男,小野貴司,妹尾大,"人間行動ビッグデータを活用した店舗業績向上要因の発見",日本統計学会誌,第43巻,第1号,pp.69-83,2013September
  • 渡邊純一郎,藤田真理奈,矢野和男,金坂秀雄,谷川智之,"コールセンタにおける職場の活発度が生産性に与える影響の定量評価",情報処理学会論文誌,54(4),pp.1470-1479,2013
  • 伊藤崇,一柳智紀,合田徳夫,"行動計測システム「ビジネス顕微鏡®」の授業研究への応用可能性",教育工学会第30回全国大会,2014
  • 伊藤崇,"授業に参加する児童の身体リズム-「ビジネス顕微鏡®」を用いた授業研究の試み",日本教育心理学会第56回総会,2014
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る