特許
J-GLOBAL ID:201503004995729708

原子力プラントの構造部材への貴金属付着方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): ポレール特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-012488
公開番号(公開出願番号):特開2015-158486
出願日: 2015年01月26日
公開日(公表日): 2015年09月03日
要約:
【課題】原子力プラントの構造部材の表面の化学除染及びその表面への貴金属の付着に要する時間をさらに短縮することができる原子力プラントの構造部材への貴金属付着方法を提供する。【解決手段】原子力プラントの停止時に、貴金属注入装置を原子力プラントの配管系に接続する(S1)。この配管系の内面の化学除染を実施し(S2)、還元除染液に含まれるシュウ酸の一部を分解する(S3b)。錯イオン形成剤(アンモニア)、白金イオン及び還元剤(ヒドラジン)をシュウ酸の一部が分解された還元除染液に注入する(S4、S5)。錯イオン形成剤、白金イオン及び還元剤を含む還元除染液を、配管系内に供給し、配管系の内面に白金を付着させる。還元除染液に含まれる還元剤及び残りのシュウ酸を分解する(S3c)。錯イオン形成剤の注入によりFe(III)イオンの析出が抑制され、白金の付着量が増加する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
還元除染剤の水溶液を用いて、原子力プラントの構造部材の炉水に接触する表面の還元除染を実施するステップ、及び前記還元除染後に実施される前記還元除染剤の分解工程内で、前記還元除染剤の一部を分解した後で前記水溶液に前記還元除染剤が残っている第1期間、及び前記還元除染剤分解工程が終了した後に実施される前記水溶液の浄化を行う第2期間のうち少なくとも1つの期間において、錯イオン形成剤、貴金属イオンを含む薬剤及び還元剤を前記水溶液に注入することにより生成された、前記錯イオン形成剤、前記貴金属イオン及び前記還元剤を含む前記水溶液を、前記構造部材の前記還元除染が実施された前記表面に接触させ、前記表面に前記貴金属を付着させるステップを有し、 前記還元除染を実施するステップ及び前記貴金属を付着させるステップが、前記原子力プラントの運転停止後で前記原子力プラントの起動前に行われることを特徴とする原子力プラントの構造部材への貴金属付着方法。
IPC (1件):
G21D 1/00
FI (2件):
G21D1/00 Y ,  G21D1/00 X
引用特許:
審査官引用 (8件)
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