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J-GLOBAL ID：201702252116607650   整理番号：17A0866834

NMRを用いた茶成分のメタボロミクス

著者 (2件)： 細谷孝博 (横浜薬大 薬) ,  熊澤茂則 (静岡県大 食品栄養科学)
資料名： 明日の食品産業  (Food Industry for Tomorrow)
巻： 2017  号： 7/8  ページ： 28-33  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： L1826A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： NMRを用いた茶成分のメタボロミクスを紹介する。メタボロミクスの一つであるメタボリックプロファイリングは,化学的性質の異なる分子種を同時に測定できる。33種の緑茶を80°Cで抽出し,NMRで分析した結果,北インドの緑茶はカテキンが多く,マラウィの茶はテアニンが多かった。また,日本茶では,一番茶はカテキンが少なく,スクロースが多かった。カテキン類の成分組成の差で機能性に差が出ることも予想された。世界の紅茶のプロファイリングについても種々比較している。本法によれば,非破壊的に混合物のまま多成分を同時に検出できる。

シソーラス用語： *NMR【磁気共鳴】 ,  *解析 ,  *茶 ,  食品成分 ,  紅茶 ,  同時分析 ,  *食品分析 ,  非破壊検査 ,  活性 ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  フラボノイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ポリオール ,  二糖類 ,  ピラノシド ,  フラノシド ,  グルコシド ,  フルクトオリゴ糖 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： メタボリックプロファイリング ,  *メタボロミクス ,  日本茶 ,  抗酸化活性

分類 (2件)： 食品の分析  (FJ01030U) ,  アルカロイドし好飲料  (FJ06030D)

物質索引 (3件)： カテキン ,  スクロース ,  テアニン

引用文献 (10件)：

• C. Fotakis, K. Kokkotou, P. Zoumpoulakis, M. Zervou: NMR metabolite fingerprinting in grape derived products: An overview. Food Res. Int., 54, 1184-1194, 2013.
• V. Ramakrishnan: Recent applications of NMR in food and dietary studies. J. Sci. Food Agric., 97, 33-42, 2017.
• E. Shumilina, R. Slizyte, R. Mozuraityte, A. Dykyy, T. A. Stein, A. Dikiy: Quality changes of salmon by-products during storage: Assessment and quantification by NMR. Food Chem., 211, 803-811, 2016.
• 田中隆: 緑茶カテキンの酸化と紅茶色素の生成. 化学と生物, 40, 513-518, 2002.
• 森田明雄,一家崇志,國弘彩,鈴木利和,大石哲也,小林栄人,中村順行: 日本で栽培されている白葉茶の一番茶新芽の化学成分含量. 茶業研究報告, 111, 63-72, 2011.

タイトルに関連する用語 (3件)： NMR ,  茶 ,  メタボロミクス