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J-GLOBAL ID:201902255964914814   整理番号:19A2487713

マダイ筋肉でのコラーゲン代謝関連遺伝子発現量と肉の物性及び筋肉コラーゲン含量との関係性

The gene expression of collagen metabolism-related factors and its relation to the texture and collagen content of red seabream (Pagrus major) meat
著者 (7件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 217-224  発行年: 2019年09月20日 
JST資料番号: Y0285A  ISSN: 0371-4217  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,マダイ筋肉でコラーゲン代謝関連因子の遺伝子発現量を養殖業者間及び季節間で比較し,その関連性を検証した。養殖業者Aの肉(RA)の破断強度及び筋肉コラーゲン含量は養殖業者B(RB)と比べて有意に高い値を示した。RA筋肉でコラーゲン分解酵素であるMMP-9遺伝子発現量はRBと比べて,有意に低い値を示した。一方,RA筋肉でコラーゲン合成遺伝子P4Hα(I)及びMMP阻害因子TIMP-2遺伝子発現量においても,予想に反してRBと比べて有意に低い値を示した。成熟期と非成熟期においても破断強度及び筋肉コラーゲン含量とコラーゲン代謝関連因子群の発現様式の関連性は上記同様であった。以上から,歯ごたえの良いマダイ筋肉ではコラーゲン分解系のMMP-9の遺伝子発現量が抑制されていると同時に正の効果を与えるはずのP4HαおよびTIMP-2の発現量も抑制されていることが示された。今後はマダイ体内でのコラーゲンの合成及び分解速度のバランスに着目したアプローチが必要である。(著者抄録)
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分類 (2件):
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動物性水産食品  ,  食品の品質 
引用文献 (16件):
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