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J-GLOBAL ID：202002212942193688   整理番号：20A1717678

品種開発 3)健康機能性が期待できるもち性大麦品種の育成と進む普及

著者 (1件)： 柳澤貴司 (農業・食品産業技術総合研究機構)
資料名： 農研機構技報  (NARO Technical Report)
号： 1  ページ： 16-19  発行年： 2019年08月08日 
JST資料番号： F2414A  ISSN： 2435-0575  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・もち性オオムギの健康機能性成分が取り上げられ,需要と生産が拡大。
・もち性オオムギ品種には食物繊維βグルカンが多く,内臓脂肪の低下や食後血糖値上昇抑制などの食餌効果。
・品種では,国内栽培面積最大となった「はねうまもち」は寒冷地向けで,一方「くすもち二条」は高温多湿な温暖地で栽培可能な品種。
・もち性オオムギ品種ではアミロースが減少する特徴があり,これを制御するアミロース合成酵素遺伝子の制御がもち性を担保する技術。

シソーラス用語： 食感品質 ,  *オオムギ ,  *作物育種 ,  栽培品種 ,  アミロース ,  遺伝子 ,  βグルカン ,  作用 ,  *食品成分 ,  合成酵素遺伝子 ,  *機能性成分 ,  もち性
準シソーラス用語： 餅性 ,  血糖値上昇抑制作用 ,  はねうまもち ,  くすもち二条

分類 (4件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  穀類とその製品一般  (FJ04010T) ,  作物の品種改良  (FC02030G) ,  麦  (FC03033M)

引用文献 (10件)：

• 柳澤貴司(2017)大麦食品を用いた機能性の検証 食物繊維が豊富な大麦ご飯はメタボ改善に効果あり! 化学と生物, vol.55, No.7, p.496-500.
• Aoe S. et al. (2017) Effects of high b-glucan barley on visceral fat obesity in Japanese individuals: A randomized, double-blind study. Nutrition, vol.42, p1-6.
• 青江誠一郎ら(2018) 配合比率の異なるモチ性大麦混合米飯の摂取が食後血糖値に及ぼす影響. 日本栄養・食糧学会誌, vol. 71, No. 6, p.283-288.
• Yanagisawa T. et al. (2011) Breeding of Kirari-mochi: A new two-rowed waxy hull-less barley cultivar with superior quality characteristics. Breeding Science, vol.61, p.307-310.
• 関昌子ら(2018) 新たなもち性遺伝子をもつ寒冷地向け六条皮麦新品種 「はねうまもち」の育成. 育種学研究, vol.20, No.2, p.133-137.

タイトルに関連する用語 (7件)： 品種 ,  開発 ,  機能性 ,  期待 ,  もち性 ,  大麦 ,  普及