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J-GLOBAL ID：202002253867217359   整理番号：20A1501788

森林体験活動を教室内学習へ持続的に反映させる方法論の検討 -小学校第5学年の調べ学習単元における振り返り映像の視聴を事例として-

Study of the Methodology to Continuously Reflect the Forest Experience Activities to the Classroom Learning: A Case of Viewing Retrospective Videos on Investigative Learning Units in the Fifth Grade of Elementary School

著者 (5件)： 中村和彦 (東京大学空間情報科学研究センター) ,  斎藤馨 (東京大学大学院新領域創成科学研究科) ,  藤原章雄 (東京大学大学院農学生命科学研究科) ,  大塚啓太 (東京大学大学院新領域創成科学研究科) ,  奥山賢一 (山梨学院短期大学保育科)
資料名： 日本森林学会誌  (Journal of the Japanese Forest Society)
巻： 102  号： 1  ページ： 77-82(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： F0858A  ISSN： 1349-8509  CODEN： NSGICL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 学校教育における森林教育の推進を図るために,小学校における森林学習単元を事例として,森林体験活動を教室内学習へ持続的に反映させる方法論を検討した。2015 年度と2016 年度の計2 回にわたって,森林体験活動を含む第5学年の単元「森からみえる」を対象とした調査を行った。この単元は,(1)東京大学富士癒しの森研究所における森林体験活動,(2)森林体験活動の振り返りのための映像教材授業,(3)調べ学習に関する大学院生からのアドバイス,(4)調べ学習の中間発表,(5)調べ学習の最終発表で構成された。(2)と(5)の授業後に児童が記述した感想文から形態素解析により抽出された単語を対象に共起ネットワーク分析およびクラスター分析を行った結果,嗅覚や聴覚をはじめとする五感を意識して森林体験活動を振り返る映像教材を提示する方法の有効性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *経験 ,  小学校 ,  教材 ,  *環境教育 ,  教育効果 ,  *森林環境教育
準シソーラス用語： 映像教材 ,  *森林教育 ,  *森林体験

著者キーワード (10件)： 森林体験活動 ,  小学生 ,  教室内学習 ,  映像教材 ,  テキスト分析 ,  forest experience activity ,  elementary school students ,  in-class learning ,  video learning tools ,  text analysis

分類 (2件)： 技術教育・普及  (FA01040E) ,  森林生物学一般  (FF02010T)

引用文献 (16件)：

• 広嶋卓也・山本清龍・田中延亮・柴崎茂光・堀田紀文・坂上大翼 (2006) 富士山を題材とした森林教育プログラムの開発,実践と効果把握-初等・中等学校における森林教育実践上の課題と対応策-.日林誌 88: 160-168
• 井上真理子・大石康彦 (2010) 森林教育が包括する内容の分類.日林誌 92: 79-87
• 井上真理子・大石康彦 (2014) 森林教育に関する教育目的の構築.日林誌 96: 26-35
• 岩西 哲・森永紗江子 (2010) 滋賀県における森林環境学習「やまのこ」事業:甲賀市みなくち子どもの森自然館での取り組み.環境教育 20: 112-121
• 岩西 哲・森永紗江子 (2011) 森林環境学習「やまのこ」事業が児童の森林への意識にもたらす影響.環境教育 21: 16-27

タイトルに関連する用語 (8件)： 森林体験 ,  活動 ,  教室 ,  学習 ,  小学校 ,  調べ学習 ,  映像 ,  視聴