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J-GLOBAL ID：202102217794518790   整理番号：21A0057298

超精密フォーメーションフライト実証機SILVIAによる重力波観測の可能性

Gravitational Wave Observations with Ultra-Precision Spacecraft Formation Flying Mission SILVIA

著者 (18件)： 道村唯太 (東大) ,  五十里哲 (東大) ,  安東正樹 (東大) ,  伊藤琢博 (JAXA) ,  河野功 (JAXA) ,  船木一幸 (JAXA) ,  坂井真一郎 (JAXA) ,  和泉究 (JAXA) ,  長野晃士 (JAXA) ,  佐藤修一 (法政大) ,  武者満 (電通大) ,  佐藤訓志 (大阪大) ,  山田克彦 (大阪大) ,  松尾太郎 (名古屋大) ,  金田英宏 (名古屋大) ,  川村静児 (名古屋大) ,  阿久津智忠 (NAOJ) ,  正田亜八香 (NAOJ)
資料名： 宇宙科学技術連合講演会講演集(CD-ROM)  (宇宙科学技術連合講演会(CD-ROM))
巻： 64th  ページ： ROMBUNNO.2B14  発行年： 2020年 
JST資料番号： S0277B  ISSN： 1884-1945  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 先進LIGOと先進Virgoによる重力波の最初の直接検出は,私たちが宇宙を探査するためのまったく新しい窓を開いた。重力波物理学と天文学の分野をさらに拡大するには,これらの地上望遠鏡へのアップグレードだけでなく,より低周波数範囲での重力波を観測するための宇宙望遠鏡の開発も重要である。DECIGOは,LISAと地上望遠鏡の両方が感度の低い0.1~10Hz付近の観測帯域を持つことを目的としたプロジェクトである。DECIGOは,ファブリ・ペロー干渉計を使用して3つの衛星間の長さの変化を正確に測定することを計画しており,超精密なフォーメーションフライトを必要とする。SILVIAは,そのような技術を実証することを目的としたJAXAのイプシロンクラスミッションである。ここでは,小規模宇宙ミッションによる重力波観測の可能性について論じる。LIGO-Virgoイベントと同様のコンパクトな連星からの重力波の検出は実行可能ではないが,前例のない感度でHz領域の重力波の探索が可能であることを示す。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 運転 ,  人工衛星 ,  *重力波【相対論】 ,  望遠鏡 ,  Fabry-Perot干渉計 ,  重力波アンテナ ,  連星 ,  検出器 ,  トランスポンダ
準シソーラス用語： 編隊飛行 ,  小型衛星 ,  重力波望遠鏡 ,  LISA ,  DECIGO ,  光トランスポンダ

分類 (1件)： 重力理論の実験的試験及び観測  (BA07040Q)

引用文献 (11件)：

• LIGO Scientific Collaboration and Virgo Collaboration, Observation of Gravitational Waves from a Binary Black Hole Merger, Phys. Rev. Lett. 116, 061102 (2016).
• LIGO Scientific Collaboration and Virgo Collaboration, GW170817: Observation of Gravitational Waves from a Binary Neutron Star Inspiral, Phys. Rev. Lett. 119, 161101 (2017).
• KAGRA Collaboration, Overview of KAGRA: Detector design and construction history, Progress of Theoretical and Experimental Physics, ptaa125 (2020).
• Wei-Tou Ni, Gravitational wave detection in space, International Journal of Modern Physics D 25, 1630001 (2016).
• P. Amaro-Seoane et al., Laser Interferometer Space Antenna, arXiv:1702.00786 (2017).

タイトルに関連する用語 (5件)： 超精密 ,  実証 ,  重力波 ,  観測 ,  可能性