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J-GLOBAL ID:202102289473117673   整理番号:21A0217800

生のカットジャガイモの酵素的褐変反応に及ぼすPseudomonas fluorescens人工接種の影響

Influence of Artificial Inoculation with Pseudomonas fluorescens on Enzymatic Browning Reactions of Fresh-cut Potatoes
著者 (2件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 215-222(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: L3233A  ISSN: 1342-4815  CODEN: BISCFY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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著者らは最初に,生のカットジャガイモにおける蛍光シュードモナスと酵素的褐変の重症度を相関させた。続いて,著者らはPseudomonas fluorescens(蛍光菌)の接種とそれに続く褐色組織からの分離が,生のカットジャガイモにおける褐変反応に及ぼす影響を調べた。ジャガイモスライス上の細菌数は褐変組織の方が非褐変組織より多かった。重度の褐変組織からのみ単離されたP.fluorescensは,ジャガイモスライスに接種した場合,表面組織で褐色変色を生じた。ジャガイモスライスにまず,P.fluorescensを103 コロニー形成ユニット(CFU)/ mLで接種し,それから5°Cで貯蔵すると,細菌数,ポリフェノールオキシダーゼ(PPO)活性,フェノール含量,褐変重症度は,貯蔵3日後に増加した。著者らは,ジャガイモ由来の植物PPOおよびP. fluorescensにより放出された細菌性PPOを観察し,植物PPOのみがジャガイモ組織がそうであるpH6~7において活性化されたことから,植物PPOが褐変に関与するものとした。ジャガイモの褐変に関与するPPO1遺伝子は,P.fluorescens接種後のジャガイモ組織において顕著に発現した。これらの結果は,P.fluorescensが,植物PPO遺伝子,植物PPO活性および生物的防除剤としてのフェノール類蓄積を誘導することで,生のカットジャガイモの褐変を増強したことを示した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (3件):
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植物生理学一般  ,  いも類  ,  細菌による植物病害 
引用文献 (29件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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