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J-GLOBAL ID：201202257868864484   整理番号：12A1755482

ガンマ線を照射したCO₂ハイドレート内部におけるラジカルの熱安定性と反応系

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著者 (5件)： 大島基 (大阪大 大学院理学研究科) ,  谷篤史 (大阪大 大学院理学研究科) ,  北野勝久 (大阪大 大学院工学研究科) ,  菅原武 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  大垣一成 (大阪大 大学院基礎工学研究科)
資料名： ESR応用計測  (ESR応用計測研究発表会講演要旨集)
巻： 28  ページ： 30  発行年： 2011年12月01日 
JST資料番号： L1155A  ISSN： 0918-6824  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球外におけるガスハイドレートへの放射線の影響は興味深い。ここでは,CO₂ハイドレートにγ線照射し,電子スピン共鳴(ESR)により誘起されたラジカル種とその熱安定性を測定した。また,イオンクロマトグラフにより照射試料の分解水中に含まれる反応生成物を分析した。結果によれば,照射により,カルボキシラジカル(HOCO-),水素原子(H・),ヒドロキシラジカル(OH・)がCO₂ハイドレートに誘起され,それらのラジカル種が反応して,蟻酸HCOOHとシュウ酸(COOH)₂を生成した。130Kにおける等温アニーリングによりH・とOH・は数分以内に消失し,HOCO・のみ残存し,その殆どは二次過程により減少する。HOCO・の減衰曲線の温度依存性からArrheniusプロットにより,155K付近で活性化エネルギーが変化し,二つの反応が起こっていることが分かった。

シソーラス用語： *水和物 ,  *γ線照射 ,  *ESR【磁気共鳴】 ,  *ラジカル ,  *熱安定性 ,  原子 ,  イオンクロマトグラフィー ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  水素原子 ,  *CO2ハイドレート
準シソーラス用語： *炭酸ガスハイドレート

分類 (3件)： 有機化合物のEPR  (BM07024U) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  ガンマ線との相互作用  (BK16020W)

物質索引 (3件)： カルボキシラジカル ,  ギ酸 ,  シュウ酸

タイトルに関連する用語 (5件)： ガンマ線 ,  CO2ハイドレート ,  ラジカル ,  熱安定性 ,  反応系