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J-GLOBAL ID：201102223375114193   整理番号：11A0139270

ソフトパックにより包装されたイチゴの損傷発生に及ぼす衝撃の影響

Effect of Shock on the Damage Occurrence of Strawberry Packaged by Foam Fruit Tray

著者 (5件)： 北澤裕明 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研) ,  佐藤達雄 (茨城大 農 フィールドサイエンス教育研究セ) ,  石川豊 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研) ,  中村宣貴 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研) ,  椎名武夫 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研)
資料名： 日本食品保蔵科学会誌  (Food Preservation Science)
巻： 36  号： 6  ページ： 265-269  発行年： 2010年11月30日 
JST資料番号： Z0775A  ISSN： 1344-1213  CODEN： NSHKCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： イチゴの衝撃による損傷発生に及ぼす果肉硬度の影響について,ソフトパックにより包装された異なる収穫時期より得られた2つの果肉硬度(約5.1および6.1N)のイチゴ‘とちおとめ’を用いて調査を行った。0.10,0.15,0.20および0.25mの高さから落下させた際に果実が損傷発生に至るまでの衝撃加速度と衝撃繰り返し回数との関係は,いずれの硬度においても累乗近似曲線により表され,疲労破壊による損傷発生モデルに従った。各衝撃加速度に対する損傷発生までの衝撃繰り返し回数は,果肉硬度が5.1Nの果実では,6.1Nのものと比較し平均で34%少なかった。この違いは,果実の輸送性に大きな違いをもたらすと予測されたとともに,果肉硬度の低い品種に対応した新たな包装設計の必要性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *イチゴ ,  *緩衝包装 ,  食品包装 ,  果肉 ,  硬度 ,  衝撃 ,  *損傷 ,  落下 ,  加速度依存性 ,  依存性 ,  頻度 ,  数学モデル ,  *食品輸送
準シソーラス用語： 高さ依存性 ,  *衝撃損傷 ,  発生頻度

分類 (2件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  食品包装  (FJ02030B)

引用文献 (17件)：

• 中村宣貴. 振動周波数および振動方向がイチゴの損傷に及ぼす影響. 農業施設. 2007, 38, 101-108
• 中村宣貴. 包装条件の違いがイチゴ果実の損傷に及ぼす影響. 農業施設. 2008, 39, 1-8
• 打田宏. イチゴの輸送振動による損傷について. 日本包装学会第17回年次大会講演予稿集, 2008. 2008, 60-61
• SINGH, S. P. New package system for fresh berries. Pack. Tech. Sci. 1992, 5, 3-12
• 北澤裕明. イチゴ輸送中の損傷を防止する新たな包装形態. 日食保蔵誌. 2008, 34, 19-23

タイトルに関連する用語 (5件)： ソフト ,  包装 ,  イチゴ ,  損傷 ,  衝撃