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J-GLOBAL ID:201602263049824597   整理番号:16A0523826

水道水中のグルホシネート・グリホサート・AMPAのLC/MS/MS一斉分析法の妥当性評価

Validation of an Analytical Method for the Simultaneous Determination of Glufosinate, Glyphosate, and AMPA in Drinking Water Using SPE-LC/MS/MS
著者 (18件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 137-148  発行年: 2016年05月31日 
JST資料番号: L1842A  ISSN: 0915-0048  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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著者らが開発した水道水中のグルホシネート,グリホサートおよびAMPAのFMOC誘導体化-固相抽出-LC/MS/MS一斉分析法の妥当性を評価するため,9機関(衛生研究所3機関,登録検査機関3機関,水道事業体2機関および分析機器メーカー1機関)において,水道水を用いた添加回収試験を行った。各機関がそれぞれの所在地で採取した水道水に,3農薬をそれぞれ2.0および0.2μg/Lとなるように添加した試料を本分析法に基づいて5回繰り返し分析し,各機関の分析条件を比較するとともに,検量線,選択性,真度,併行精度および室内精度について評価した。試験の結果,1機関においては保有する装置の感度の問題から0.2μg/L以下の濃度のグリホサートの定量が困難であったものの,他の8機関においては検量線試料の繰り返し測定の精度(RSD≦17%)および直線性(r2≧0.979)は良好であり,いずれの添加濃度の試験においても良好なピーク分離と定量に十分なピーク強度が得られた。真度および併行精度に関しては,グリホサートおよびAMPAについては全機関において,グルホシネートについては装置の感度が低かった1機関を除いて「水道水質検査方法の妥当性評価ガイドライン」の目標を満たした。さらに,いずれの試験においても室間精度が同ガイドラインの室内精度の目標を満たしたことから,本分析法は,水道水中のグルホシネート,グリホサートおよびAMPAの一斉分析用として有用と考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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上水道工学・用水処理一般  ,  農薬一般 
引用文献 (23件):
  • 1 ) 厚生労働省(2003)水質基準の見直し等について.厚生科学審議会生活環境部会水質管理専門委員会報告.http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/04/s0428-4b.html (参照2015-11-19)
  • 2 ) 厚生労働省(2013)農薬類の分類の見直しについて.厚生労働省健康局水道課長通知.http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/hourei/jimuren/dl/130328-3.pdf (参照2015-11-19)
  • 3 ) 小林憲弘・久保田領志・田原麻衣子・清水久美子・杉本直樹・西村哲治(2012)水道水質管理目標設定項目の候補とされている農薬のGC/MS一斉分析法の開発.環境科学会誌,25(5),378-390.
  • 4 ) 小林憲弘・久保田領志・田原麻衣子・杉本直樹・木村謙治・林 広宣・山田義隆・小林利男・舟洞健二・三枝慎一郎・古谷智仁・杉本智美・五十嵐良明(2013)固相抽出-GC/MSによる水道水中の未規制農薬の一斉分析法の妥当性評価.水道協会雑誌,82(7),2-12.
  • 5 ) 小林憲弘・久保田領志・木村謙治・金田 智・茶木 哲・天満一倫・田中美奈子・三枝慎一郎・小林利男・舟洞健二・齋藤信裕・杉本智美・古谷智仁・小嶋和博・平林達也・五十嵐良明(2014)水道水中11農薬を対象とした固相抽出-GC/MS一斉分析法の妥当性評価.水道協会雑誌,83(9),11-22.
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