抄録/ポイント: 抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
水素ガス中もしくは水素とヘリウムとの混合ガス中におけるシリコンのレーザアブレーションと,TiO
2焼結体のレーザアブレーションにおいて形成される凝集体構造を検討した。SiでもTiO
2でも一次粒子としてナノ粒子が形成され,二次粒子として凝集体構造が形成され,階層構造をとることが示された。凝集体構造は雰囲気ガス圧力と基板/ターゲット間距離に依存し,これらによって凝集体構造を制御できる。TiO
2では,サブミクロンとミクロンスケールの二次と三次構造が形成されることが見いだされた。凝集が基板上で起きれば柱状構造となり,プルーム中で起きれば空孔度の高い繊維状構造となる。空孔度の増大はフラクタル次元の減少と関連づけられることを示した。階層構造形成は点原爆発と見なせるパルスレーザアブレーション過程の非平衡性により支配されている。その非平衡性プロセスの詳細は明らかでないが,超新星爆発後の星の形成過程を参考にすることは有用である。