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J-GLOBAL ID：200902249118060571   整理番号：08A0861723

市販介護用食品のペースト状食品における同心円法による簡易物性測定法の検討

Linespread Test for Measuring the Physical Properties of Commercially Available Paste Foods for Health Care

著者 (6件)： 山根真希 (キユーピー) ,  濱千代善規 (キユーピー) ,  飛田昌男 (キユーピー) ,  増田邦子 (特別養護老人ホームシャングリラ) ,  高橋智子 (山梨県大) ,  大越ひろ (日本女大)
資料名： 栄養学雑誌  (Japanese Journal of Nutrition and Dietetics)
巻： 66  号： 4  ページ： 189-194  発行年： 2008年08月01日 
JST資料番号： F0151A  ISSN： 0021-5147  CODEN： EYGZA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 老人ホームの入所者などで摂食機能が低下した人に提供する献立では,食事の形態だけでなく物性を重視する必要がある。本研究ではキューピー(株)製のとろみを付けた飲料および均一なペースト状食品(緑茶,グリンピーススープ,濃厚流動食バナナ風味)のとろみを調整した試料のテクスチャー特性をMannとWongのライン・スプレッド法を応用した同心円法により確認し,機器による物性測定と比較した。また飲みやすさについての官能評価も合わせて行った。均一なペースト状食品では硬さの値が大きいほど同心円法の広がり距離は小さくなった。硬さをヨーグルト程度にそろえると,同心円法の広がり距離が大きいほど官能評価ではべたつきやすい傾向がみられた。今回の同心円法は病院や施設でも容易に簡易に食品の物性を評価できる可能性が示唆された。

シソーラス用語： *食品 ,  老人食 ,  *食品テクスチャー ,  食品検査 ,  病人食 ,  流動性 ,  官能検査 ,  嚥下 ,  硬度 ,  病態栄養 ,  食品分析 ,  嚥下食 ,  とろみ ,  流動食 ,  *食品特性
準シソーラス用語： 広がり ,  同心円法 ,  *ペースト状食品

分類 (1件)： 食品の品質  (FJ01040F)

引用文献 (6件)：

• 高橋智子. 摂食機能に応じた食事形態のテクスチャーの特徴-特別養護老人ホームの食事と市販レトルト介護食品の比較-. 栄養学雑誌. 2004, 62, 83-90
• MANN, L. L. Development of an objective method for assessing viscosity of formulated foods and beverages for the dysphagic diet. J. Am. Diet. Assoc. 1996, 96, 585-588
• 丸山彰子. 粘稠液状食品の力学的性状に対する簡便な客観的評価法の検討. 日本家政学会誌. 2006, 57, 263-270
• 丸山彰子. 液状食品の飲み込み特性を反映する簡便な力学物性の測定方法の検討. 栄養学雑誌. 2000, 58, 23-28
• 厚生省. 高齢者用食品の表示許可の取り扱いについて. 厚生省生活衛生局長通知, 衛新第14号. 1994

タイトルに関連する用語 (7件)： 介護 ,  食品 ,  ペースト ,  同心円 ,  簡易 ,  物性 ,  測定法