特許
J-GLOBAL ID:200903004410453046

アリールカーボネートの連続的製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-067992
公開番号(公開出願番号):特開平6-298700
出願日: 1994年03月11日
公開日(公表日): 1994年10月25日
要約:
【要約】【目的】 エステル交換反応工程の空時収量を改良した選択性の良好なアリールカーボネートの連続的製造方法を提供する。【構成】 反応を、気泡塔反応器又は少なくとも2つの気泡塔のカスケードにおいて、式(III)のフェノール化合物を液体の形態で第1気泡塔に計量して送り、式(II)の有機カーボネートを液体又は気体の状態で同時に個々の各気泡塔に計量して送り、好ましくは最後の気泡塔に計量して送り、液体を計量して送る場合には気泡塔で(II)の蒸発が起こり、そして、式(I)の反応生成物を最後の気泡塔から液体の形態で取り出し、同時に個々の各気泡塔の上端部で、好ましくは第1気泡塔の上端部で、式(IV)の生成物を気体の状態で取り出す、ような方法で行う。
請求項(抜粋):
1.80〜350°C及び10ミリバール〜20バールでそれ自体公知のエステル交換反応触媒の存在下に、式R1-O-CO-O-R3 (II)式中、R3は、直鎖状又は分岐状C1-C6-アルキルを表し、R1は、下記式(I)で定義した意味を有する、の少なくとも1個の脂肪族エステル基を有する有機カーボネート、好ましくは、R3-O-CO-O-R3 (VI)式中、R3は前記した意味を有する、の対称なジアルキルカーボネート0.1〜10モル好ましくは0.2〜5モル、特に好ましくは0.5〜3モルと、式R2-OX (III)式中、R2は下記式(I)で定義する意味を有し、Xは、水素を表すか、又は直鎖状又は分岐状アルキル基を有する-CO-O-C1-C6-アルキルを表す、のフェノール化合物1モル、好ましくは、式、R12-OH (V)式中、R12は、フェニルを表すか又はC1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシもしくは塩素により一置換されたフェニルを表す、のフェノール化合物1モルとの触媒下の反応により、式、R1-O-CO-O-R2 (I)式中、R2はフェニル又はナフチルを表し、その各々は直鎖状又は分岐状C1-C4-アルキル、直鎖状又は分岐状C1-C4-アルコキシ、シアノ及び/又はハロゲンにより一置換間乃至三置換されていてもよく、R1は、R2とは独立に、R2で定義した範囲の意味を有するか又は直鎖状又は分岐状C1-C6-アルキルを表す、の芳香族カーボネートの製造方法において、該反応を、気泡塔反応器又は少なくとも2つの気泡塔のカスケードにおいて、式(III)のフェノール化合物を液体の形態で第1気泡塔に計量して送りそして式(II)の有機カーボネートを液体又は気体の状態で同時に個々の各気泡塔に計量して送り、しかし好ましくは最後の気泡塔にのみ計量して送り、液体を計量して送る場合には気泡塔で(II)の蒸発が起こり、そして、式(I)の反応生成物を最後の気泡塔から液体の形態で取り出し、同時に個々の各気泡塔の上端部で、好ましくは第1気泡塔の上端部で、式R3-OX (IV)式中、R3及びXは前記した意味を有する、の生成物を気体の状態で取り出す、ような方法で行うことを特徴とする方法。
IPC (5件):
C07C 68/06 ,  B01J 31/12 ,  C07C 68/08 ,  C07C 69/96 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (11件)
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