特許
J-GLOBAL ID:200903009112558040

多層抄き合わせ紙の製造方法及びその製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-318218
公開番号(公開出願番号):特開2008-133546
出願日: 2006年11月27日
公開日(公表日): 2008年06月12日
要約:
【課題】 長網抄紙機の抄紙網上で多層紙を抄く、従来のヘッドボックスの単一スライス板による原料吐出量の問題を解決するために、中間層にシートを挿入され、かつ、抄紙方向の幅方向に対して均一な坪量プロファイルを有する多層抄き合わせ紙の製造を可能にすることを目的とする。【解決手段】長網抄紙機の抄紙網の上方に、下層繊維マット、シート、上層繊維マットと順次抄く下層ヘッドボックス、シート挿入装置、上層ヘッドボックスを順に配置して多層抄き合わせ紙を抄き込む製造装置において、両ヘッドボックス内は、それぞれ幅方向に分割した複数のスリット型原料槽と、それぞれに原料を供給する少なくとも一つの原料供給部と、複数のスリット型原料槽ごとに原料吐出口の開口度を調整する開口度調整機構とを備える。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
長網抄紙機の抄紙網の上方に、下層繊維マットを形成するための下層の原料を貯留する一つの下層ヘッドボックスと、前記下層ヘッドボックスの下流方向に前記下層繊維マット上に少なくとも一つの上層繊維マットを形成するための上層の原料を貯留する少なくとも一つの上層ヘッドボックスを配列し、前記下層ヘッドボックスと前記上層ヘッドボックスの間に前記抄紙網の抄紙幅以下のシートを繰り出すシート挿入装置を配置し、前記下層ヘッドボックスの原料を前記長網に吐出して前記下層繊維マットを形成し、前記下層繊維マット上へシートを走行させ、更に前記シート上に前記上層ヘッドボックスから原料を吐出し、前記上層繊維マットを形成して成る多層抄き合わせ紙の製造方法において、 少なくとも一つの前記上層ヘッドボックス内は、幅方向に複数に分けたスリット型原料槽に分割し、前記スリット型原料槽の各槽ごとに有する少なくとも一つの原料供給部から原料を供給し、前記スリット型原料槽の各槽ごとに原料を分けて吐出する分割型原料吐出口の開口度を調整する開口度調整機構により原料の吐出量を調整し、 前記各ヘッドボックスのスリット型原料槽の各槽ごとのそれぞれの原料吐出量が、前記抄紙網の幅方向に対応した各位置で調整可能に多層紙を抄き込むことを特徴とする多層抄き合わせ紙の製造方法。
IPC (1件):
D21F 11/08
FI (1件):
D21F11/08
Fターム (2件):
4L055BD16 ,  4L055CD27
引用特許:
出願人引用 (12件)
全件表示
審査官引用 (8件)
全件表示

前のページに戻る