特許
J-GLOBAL ID:200903061796052001

アクティブ型騒音低減装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-052889
公開番号(公開出願番号):特開平8-248964
出願日: 1995年03月13日
公開日(公表日): 1996年09月27日
要約:
【要約】【目的】 騒音状態や温度・湿度等の環境状態に影響されることなく、被消音空間内の騒音を速やかに且つ確実に低減できる騒音低減装置を提供する。【構成】 マイク10にて検出した騒音信号Xと逆位相で同振幅の制御音信号YをADF32にて生成し、スピーカ14から制御音を発生させると共に、マイク12にて検出した残留騒音信号eが最小となるように演算部40にてADF32のフィルタ係数Wを逐次更新する装置において、フィルタ係数更新用の収束係数μを全騒音信号の自乗総和ΣX2 に基づき逐次算出する収束係数演算部46を設ける。また騒音信号Xの補正値Hを演算するDF34,フィルタ係数算出用のリファレンス信号Rを演算するDF38のフィルタ係数(伝達関数Gs,Ge)等は、予めダクト2の環境状態を区分した各環境状態毎に伝達関数記憶部56,58内に記憶され、環境判定部54が実際の環境状態に応じた値を選択・設定する。
請求項(抜粋):
被消音空間内に制御音を放射して騒音と干渉させ、該空間内の騒音を低減するアクティブ型騒音低減装置であって、騒音源から被消音空間に至る騒音の侵入経路に設けられた騒音検出用マイクロホンと、制御音信号を受けて被消音空間内に制御音を放射するスピーカと、該スピーカからの制御音と騒音との干渉後の残留騒音を検出する残留騒音検出用マイクロホンと、前記スピーカから制御音を発生させた制御音信号と、前記スピーカから前記騒音検出用マイクロホンに至る系の伝達関数に対応した演算パラメータとに基づき、前記騒音検出用マイクロホンを介して入力される騒音信号中の制御音成分を演算し、該演算結果に応じて該騒音信号を補正することにより、被消音空間内の騒音に対応した真の騒音信号を算出する騒音信号補正手段と、該騒音信号補正手段にて得られた騒音信号をフィルタ処理して、前記制御音信号を生成する、フィルタ係数を更新可能なFIRフィルタからなる適応デジタルフィルタと、前記騒音信号補正手段にて得られた騒音信号と、前記残留騒音検出用マイクロホンを介して入力される残留騒音信号と、予め設定された収束係数と、前記スピーカから前記残留騒音検出用マイクロホンに至る系の伝達関数に対応した演算パラメータとに基づき、残留騒音信号が最小となるように前記適応デジタルフィルタのフィルタ係数を逐次更新するフィルタ係数更新手段と、前記騒音信号補正手段にて得られた全騒音信号の自乗総和を刻々求め、該自乗総和をパラメータとする所定の演算式を用いて、前記フィルタ係数更新手段にてフィルタ係数の更新に用いられる収束係数を逐次算出する収束係数演算手段と、を備えたことを特徴とするアクティブ型騒音低減装置。
IPC (6件):
G10K 11/178 ,  F01N 1/00 ,  F24F 13/02 ,  G10K 11/16 ,  H03H 21/00 ,  H04R 3/02
FI (6件):
G10K 11/16 H ,  F01N 1/00 A ,  F24F 13/02 H ,  H03H 21/00 ,  H04R 3/02 ,  G10K 11/16 B
引用特許:
審査官引用 (9件)
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