特許
J-GLOBAL ID:200903065901070644

建物の制震構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 喜樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-073505
公開番号(公開出願番号):特開2006-257674
出願日: 2005年03月15日
公開日(公表日): 2006年09月28日
要約:
【課題】 動的荷重に対して躯体の破壊を効果的に防止し、静的荷重に対して耐力を確実に発生させる。【解決手段】 軸組フレーム1のブレース4には、粘弾性ダンパー9と摩擦ダンパー10とが直列に設けられて、粘弾性ダンパー9の固定プレート6には、ストッパピン12が設けられ、可動プレート8には、ストッパピン12が遊挿する長孔13が設けられている。よって、加振時には、粘弾性ダンパー9の粘弾性体11の剪断変形によって減衰作用を生じさせ、過大な負荷が加わった際には、摩擦ダンパー10において固定プレート7と可動プレート8とが長手方向へ相対移動して摩擦減衰作用を生じさせる。一方、風等の静的荷重に対しては、粘弾性体11の剪断変形によってストッパピン12が長孔13に当接することで耐力を生じさせる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
柱と横架材とで形成される軸組フレーム内に、 対向する複数の制震部材及びその制震部材間に固着される粘弾性体を備え、前記制震部材の相反方向への動作に伴う前記粘弾性体の剪断変形により減衰作用を生じさせる粘弾性ダンパーと、対向する複数の滑動部材及びその滑動部材同士を互いの対向方向へ押圧するクランプ手段を備え、前記クランプ手段のクランプ力に抗した前記滑動部材の相反方向への動作により摩擦減衰作用を生じさせる摩擦ダンパーと、を接続してなる複合ダンパーを架設して、 前記軸組フレームへの加振時には、前記粘弾性ダンパーの動作によって振動減衰作用を得る一方、前記軸組フレームの設計最大耐力内での所定の負荷で前記摩擦ダンパーを動作させるようにした建物の制震構造であって、 前記粘弾性ダンパーの制震部材間に、前記粘弾性体の剪断変形を、前記摩擦ダンパーが動作する所定の負荷よりも小さい負荷に対応した所定の変位で規制するストッパ機構を設けたことを特徴とする建物の制震構造。
IPC (2件):
E04H 9/02 ,  F16F 15/04
FI (3件):
E04H9/02 311 ,  E04H9/02 321B ,  F16F15/04 D
Fターム (7件):
3J048AA02 ,  3J048AC01 ,  3J048AC05 ,  3J048BD08 ,  3J048BE12 ,  3J048DA04 ,  3J048EA38
引用特許:
出願人引用 (11件)
全件表示

前のページに戻る