特許
J-GLOBAL ID:200903091901724416

磁気検出素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 野▲崎▼ 照夫 ,  三輪 正義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-182286
公開番号(公開出願番号):特開2006-005277
出願日: 2004年06月21日
公開日(公表日): 2006年01月05日
要約:
【課題】 CPP型磁気検出素子において、特に固定磁性層自体の一軸異方性によって固定磁性層の磁化をCIP型磁気検出素子では成し得なかった構造で強固に固定できる磁気検出素子を提供することを目的としている。【解決手段】 CPP型磁気検出素子において、人工フェリ構造の固定磁性層23の上下を非磁性金属製の磁歪増強層22と、Cuよりも格子定数の大きい非磁性材料層24で挟む。CPP型磁気検出素子であるため、前記固定磁性層23とフリー磁性層25との間に位置する非磁性材料層24をCuと異なる材質で形成しても、単位面積当たりの抵抗変化(ΔR・A)の低下は小さい。従って本発明では、単位面積当たりの抵抗変化(ΔR・A)を低下させることなく前記固定磁性層23の磁歪定数を上下方向から大きくすることが可能になり、前記固定磁性層23を、より強固に磁化固定することが出来る。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
固定磁性層と、非磁性材料層と、フリー磁性層とが積層されている多層膜を有し、前記多層膜の各層の膜面と垂直方向に電流が流れる磁気検出素子において、 前記固定磁性層は、複数の磁性層が非磁性中間層を介して積層されたものであり、 前記複数の磁性層のうち前記非磁性材料層から最も離れた位置に形成されている第1磁性層の、前記非磁性材料層側と反対側の面には、非磁性金属製の磁歪増強層が前記第1磁性層に接して設けられ、 前記複数の磁性層のうち前記非磁性材料層に最も近い位置に形成された第2磁性層は、前記非磁性材料層と接して設けられ、 前記非磁性材料層は、Cuよりも格子定数が大きい非磁性金属材料で形成され、 前記固定磁性層は、その上下面が前記磁歪増強層と前記非磁性材料層とに挟まれており、 前記磁歪増強層内と前記第1磁性層内との少なくとも一部の結晶、及び前記非磁性材料層内と前記第2磁性層内との少なくとも一部の結晶はエピタキシャルまたはヘテロエピタキシャルな状態であり、前記固定磁性層の記録媒体との対向面側の端面が開放されていることを特徴とする磁気検出素子。
IPC (5件):
H01L 43/08 ,  G11B 5/39 ,  H01F 10/16 ,  H01F 10/32 ,  H01L 43/10
FI (6件):
H01L43/08 Z ,  H01L43/08 M ,  G11B5/39 ,  H01F10/16 ,  H01F10/32 ,  H01L43/10
Fターム (10件):
5D034BA03 ,  5D034BA04 ,  5D034BA12 ,  5D034BA21 ,  5D034CA04 ,  5D034CA08 ,  5E049AA04 ,  5E049AC05 ,  5E049CB02 ,  5E049DB12
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (9件)
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