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J-GLOBAL ID：201002258654743010   整理番号：10A0620950

鰹だしおよび各種だしにおけるDPPHラジカル消去活性とORAC値の相関性の検討

Correlation Between the DPPH Radical Scavenging Activity and ORAC for Dried Bonito and Other Stock Types

著者 (6件)： 山田潤 (焼津水産化学工業) ,  赤堀雄介 (焼津水産化学工業) ,  松田秀喜 (焼津水産化学工業) ,  長谷川喜朗 (水産大) ,  前田俊道 (水産大) ,  原田和樹 (水産大)
資料名： 日本調理科学会誌  (Journal of Cookery Science of Japan)
巻： 43  号： 3  ページ： 201-205  発行年： 2010年06月05日 
JST資料番号： Y0637A  ISSN： 1341-1535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 荒節だしと枯節だしのORAC値をさまざまな抽出温度,抽出時間で測定した。荒節だし,枯節だしともに抽出温度の上昇とともに値が高くなり,100°C30分の抽出で最も高い値を示した。いずれの抽出条件においても荒節だしのほうが枯節だしよりも常に高い値を示した。DPPHラジカル消去活性もORAC値と同様の挙動を示し,両測定値に正の相関性が見られた。さらに煮干し,昆布,椎茸の各種だしに対象を広げて測定した。DPPHラジカル消去活性,ORAC値ともに煮干しだしが最も低く,椎茸だしが最も高い値を示した。鰹だしにこれら3種類を含めただしの両測定値に正の相関性が見られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *出し汁 ,  *鰹節 ,  コンブ ,  煮干 ,  *酸化防止 ,  食品分析 ,  固液抽出 ,  温度依存性 ,  時間依存性 ,  シイタケ ,  食品特性 ,  芳香族ニトロ化合物 ,  ヒドラジルラジカル
準シソーラス用語： *かつおだし ,  *ラジカル消去活性 ,  *ORAC【活性】

分類 (2件)： 調味料,香辛料  (FJ10010W) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (1件)： DPPHラジカル

引用文献 (22件)：

• 村本光二. 抗酸化ペプチド. 食品加工技術. 2005, 25, 48-51
• PRIOR, R. L. Standardized methods for the determination of antioxidant capacity and phenolicss in foods and dietary supplements. J Agric. Food Chem. 2005, 53, 4290-4302
• NODA, Y. Hydroxyl and superoxide anion radical scavenging activities of natural source antioxidants using the computerized JES-FR 30 ESR system. Biochem. Mot. Biol. Int. 1997, 42, 35-44
• 津志田藤二郎. 各種野菜類の抗酸化性の評価および数種の抗酸化成分の同定. 日食工誌. 1994, 41, 611-618
• 永塚規衣. 化学発光 (ケミルミネッセンス) 法による醤油添加"煮こごり"のラジカル捕捉活性効果. 日調科誌. 2007, 40, 179-183

タイトルに関連する用語 (5件)： 鰹だし ,  だし ,  DPPHラジカル消去活性 ,  ORAC ,  相関性