特許
J-GLOBAL ID:201003080018580985

レーザ媒質

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-297461
公開番号(公開出願番号):特開2010-123819
出願日: 2008年11月21日
公開日(公表日): 2010年06月03日
要約:
【課題】選択性反射層に用いる誘電体多層膜の熱損傷を軽減することでレーザの高出力化を図る。【解決手段】Nd:YVO4結晶であるレーザ媒質3の励起光入射側端面に選択性反射膜4を形成する。選択性反射層4は、媒質3に密着した第1層が透明導電性酸化物の一種であるITOの膜層4cであり、その上に低屈折膜層4aと高屈折膜層4bとを交互に形成して所望の光学特性を実現する。誘電体多層膜中に集された電界エネルギーやそれにより発生した熱はITO膜層4cを介して効率よく媒質3に逃げるため、熱が多層膜中に蓄積しにくく熱損傷を抑制することができる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
励起光により励起されて基本波光を放出するレーザ媒質と、該レーザ媒質の励起光入射側端面に形成された選択性反射部と、該選択性反射部との間で前記基本波光及びその高調波光を共振させる共振器を形成する出力ミラーと、前記レーザ媒質と前記出力ミラーとの間に挿入された、基本波光から高調波光を生成する非線形光学素子と、を具備する固体レーザ装置において、 前記レーザ媒質はNd:YAG結晶、Nd:YVO4結晶、又はそれら結晶に所定の物質がドープされた結晶のいずれかであり、 前記選択性反射部は、少なくとも前記結晶に接触する初期層が透明導電性酸化物からなる膜層で、その初期層に接触する第2層と最も外側に位置する最終層とが共に低屈折率誘電体からなる膜層であり、その第2層と最終層との間が、低屈折率誘電体からなる膜層と高屈折率誘電体からなる膜層とが実質的に交互に配置された誘電体多層膜であることを特徴とする固体レーザ装置。
IPC (3件):
H01S 3/16 ,  H01S 3/109 ,  G02F 1/37
FI (3件):
H01S3/16 ,  H01S3/109 ,  G02F1/37
Fターム (15件):
2K002AB12 ,  2K002BA01 ,  2K002CA02 ,  2K002EA30 ,  2K002GA10 ,  2K002HA20 ,  5F172AE03 ,  5F172AE09 ,  5F172AF02 ,  5F172AL05 ,  5F172EE14 ,  5F172NN06 ,  5F172NQ62 ,  5F172NS04 ,  5F172NS18
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (10件)
  • 固体レーザ発振器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-243610   出願人:日本アビオニクス株式会社, 下地豊
  • 発光装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2006-129332   出願人:日亜化学工業株式会社
  • 光学的情報記録媒体
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-208021   出願人:松下電器産業株式会社
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