抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
不整地環境におけるロボット探査では,接地圧力を分散できるクローラによる移動機構が有利である。これに対し,著者らは,1本のクローラが3次元的に湾曲可能な柔軟全周囲クローラ(FMT)を提案し,試作機を用いてその移動性能を明らかにしてきた。このような探査ロボットは目視できない状況で遠隔操作されることが一般的であるため,ロボットを巧みに操縦するには,周囲の状況や自己位置だけでなく,自己姿勢を常に把握する必要がある。そこで本論文では,柔軟ポテンショメータタイプの糸状柔軟変位センサ(糸状FDS)を用いて,柔軟構造物である椎間板の湾曲姿勢を計測し,FMTの姿勢計測を実現した。具体的には,5椎間すべてに柔軟変位センサを実装し,左右および上方湾曲時の湾曲姿勢をリアルタイムで計測した。さらに,計測結果をスティック線図とレーダチャートによって可視化した。その結果,提案した手法が遠隔操作に用いるに耐えうる計測方法であることが示された。