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J-GLOBAL ID：201202277665696242   整理番号：12A0662231

リン除去型鉄電解浄化槽における汚泥からのリン回収およびその利用

Phosphorus recovery from sewage sludge for an on-site domestic wastewater treatment facility (Johkasou) with phosphorus removal by iron electrolysis and application of recovery material as fertilizer

著者 (7件)： 佐野彰 (環境研 資源循環・廃棄物研究セ) ,  XU Kai-Qin (環境研 資源循環・廃棄物研究セ) ,  鹿又真 (筑波大 大学院生命環境科学研究科) ,  杉浦則夫 (筑波大 大学院生命環境科学研究科) ,  井上廣輝 (日本建築セ) ,  近藤貴志 (横浜国大 大学院環境情報研究院) ,  稲森悠平 (福島大 工学群)
資料名： 浄化槽研究  (Journal of Domestic Wastewater Treatment Research)
巻： 24  号： 2  ページ： 1-7  発行年： 2012年04月10日 
JST資料番号： L7106A  ISSN： 0919-6501  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,鉄電解脱リン法を導入した浄化槽より得られるリン酸鉄含有汚泥に適したリン回収プロセスの確立を目的とした。アルカリ溶出により得られたリン酸鉄含有汚泥の溶出液を用いたリンの結晶化について試験した。その結果,肥料化する上では,必要な塩化カルシウム量と得られるヒドロキシアパタイト量から考えると,Ca/P比1.67程度での操作が適しており,リンを全量回収する場合には,Ca/P比2.5が適していると判断できた。また,回収物の植害試験を実施したところ,得られた回収物を用いた供試肥料は対照肥料とした過リン酸石灰と異なり,ある程度過剰であってもコマツナの収量は高くなることが確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： 鉄 ,  電解 ,  脱リン ,  *屎尿浄化槽 ,  *スラッジ処理 ,  *有用物質回収 ,  リン酸塩 ,  鉄化合物 ,  ヒドロキシアパタイト ,  リン酸肥料 ,  コマツナ ,  植物毒性 ,  毒性試験 ,  成長阻害 ,  作物収量 ,  比率 ,  *リン ,  塩化カルシウム ,  カルシウム ,  燐灰石 ,  汚泥処理 ,  リン酸鉄 ,  発芽率 ,  除去
準シソーラス用語： *リン回収 ,  埴害試験

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  肥料の調製,保存  (FB05020N)

引用文献 (21件)：

• 1) 環境省水・大気環境局:平成21年度公共用水域水質測定結果,http://www(env.go.jp/water/suiiki/,2010.
• 2) 環境省:化学的酸素要求量,窒素含有量及びリン含有量に係る総量削減基本方針(東京湾),http://www・env.gojp/water/heisa/6kisei.html,2006.
• 3) D. A. Vaccari : Phosphorus: A Looming Crisis. Scientific American, Vo1. 300, pp. 54-59,2009.
• 4) D. Cordell, J. O. Drangert, S. White : The story of phosphorus: Global food security and food for thought. Global Environmental Change炎Human and Policy Dimensions, Vo1. 19, pp. 292-305,2009.
• 5) 財務省:財務省貿易統計,http://www.customs.go.jp/toukei/srch/index.htm,2009.

タイトルに関連する用語 (5件)： リン除去 ,  鉄 ,  電解浄化 ,  汚泥 ,  リン回収