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J-GLOBAL ID：201302215049355948   整理番号：13A1514139

冷凍によるコールドチェーン用温度管理インディケータの簡易化

Simplification of an Indicator of Temperature Fluctuations during Cold Food Storage

著者 (3件)： 須藤あゆみ (北大 大学院水産科学院) ,  山本貴志 (北大 大学院水産科学院) ,  一色賢司 (北大 大学院水産科学研究院)
資料名： 日本食品科学工学会誌  (Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology)
巻： 60  号： 9  ページ： 466-470  発行年： 2013年09月15日 
JST資料番号： F0895A  ISSN： 1341-027X  CODEN： NSKKEF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食品の安全性や品質の確保に広く用いられているコールドチェーンにおける温度上昇を警告する手法の簡易化を試みた。食用色素青色2号および赤色106号を混合すると,グリセリン水溶液中で温度上昇により青色から赤色に変色した。クエン酸を添加することにより,グリセリンの使用量を減少させることができた。この現象を利用して,色素のグリセリン水溶液をプラスチックフィルム製の透明小袋に充填し,凍結後,保存した解凍後のインディケータは,Lmの増殖を警告する指標である4°C,96時間で徐々に青色から赤色に変色し,温度上昇を警告することが可能であった。環境温度が高くなるとインディケータの警告時間も短くなった。-50°Cで24時間冷凍させる工程を導入することによって,食用色素を利用した温度管理用インディケータ作製を簡易化することが可能となった。(著者抄録)

シソーラス用語： *凍結 ,  *冷蔵食品 ,  *コールドチェーン ,  指示計 ,  簡素化 ,  警報システム ,  食用着色料 ,  試作 ,  実用化試験 ,  *流通システム ,  改変 ,  行為
準シソーラス用語： インジケータ ,  *温度管理 ,  簡易化 ,  警告システム ,  食用色素 ,  冷凍

分類 (2件)： 食品工業一般  (FJ02010F) ,  食品の冷凍・冷蔵  (FJ03020X)

引用文献 (12件)：

• 菅原直子. Listeria monocytogenesによるready-to-eat食品の汚染実態. 宮城県保健環境センター年報. 2007, 25, 45-48
• INOUE, S. Prevalance and contamination levels of Listeria monocutogenes in retail food in Japan. Int. J. Food Microbiol. 2000, 59, 73-77
• AARON, R. Reduction of Listeria on ready-to-eat sausages after exposure to a combination of pulsed light and nisin. J. Food Prot. 2009, 72, 347-353
• WALKER, S.J. Growth of Listeria monocytogenes at refrigeration temperatures. J. Appl. Microbiol. 1990, 68, 157-162
• 中村寛海. 水産食品のリステリア汚染. 生活衛生. 2006, 50, 175-184

タイトルに関連する用語 (5件)： 冷凍 ,  コールドチェーン ,  温度管理 ,  インディケータ ,  簡易化