特許
J-GLOBAL ID:201303099645319952

ガス遮断装置とそれによる流量変化判定方法、およびガス遮断装置用の制御器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木内 光春
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-011805
公開番号(公開出願番号):特開2013-079980
出願日: 2013年01月25日
公開日(公表日): 2013年05月02日
要約:
【課題】正常運転時または消し忘れの非使用状態における実質的な流量変化の有無を判定する流量変化有無判定手法を改良することにより、適切なタイミングでの安全継続時間遮断を可能とする。【解決手段】流量変化検出部112、カウント部113、流量変化有無判定部114、および、保安部116により、早切れ防止用流量変化判定処理、遅切れ防止用流量変化判定処理、および、減少方向流量変化判定処理を並行的に行う。早切れ防止用流量変化判定処理においては、「流量変化最低値以上の流量変化が所定回数(N回)以上発生」することを判定条件として判定を行う。遅切れ防止用流量変化判定処理においては、「着火流量最低値以上の流量変化が発生」することを判定条件として判定を行う。減少方向流量変化判定処理においては、「減少方向変化判定値以上の流量変化が所定時間(X時間)内に所定回数(M回)以上発生」することを判定条件として判定を行う。【選択図】図1
請求項(抜粋):
対象ガス流路を流れるガスを遮断する遮断手段と、対象ガス流路を流れるガスに関する物理量として少なくともガス流量を計測する計測手段を備え、対象ガス流路を流れるガスを監視して遮断が必要な場合に前記遮断手段により対象ガス流路を遮断するガス遮断装置において、 前記計測手段により得られた計測データからガス流量の平均流量を算出する平均流量算出手段と、 予め設定された複数の流量区分に個別対応するように予め設定された複数の安全継続時間設定値の中から、前記平均流量算出手段により得られた平均流量が属する流量区分に応じて選択される現在の設定値に基づき、継続時間計測用のタイマを用いて、前記対象ガス流路を流れるガス流量の継続時間を計測する継続時間計測手段と、 前記継続時間計測用のタイマによる計測時間が、前記現在の設定値として選択されている安全継続時間設定値に達した時点で、前記遮断手段により前記対象ガス流路を遮断させる保安手段と、 前記平均流量算出手段により得られた平均流量が変化前の流量に対して予め設定されたしきい値以上変化した場合に流量変化を検出する流量変化検出手段と、 この流量変化検出手段により検出された流量変化の回数をカウントするカウント手段と、 このカウント手段によりカウントされた流量変化回数が予め設定された所定回数に達した場合に実質的な流量変化ありと判定する流量変化有無判定手段と、 前記計測手段により得られた計測データに基づいて装置内で得られたデータを記憶する記憶手段を備え、 前記流量変化検出手段は、予め設定された前記しきい値としてガス器具の通常着火時に現れる流量の最低レベルを表す着火流量最低値を用いることで、平均流量が変化前の流量から当該着火流量最低値以上変化した場合に流量変化を検出する遅切れ防止判定用の流量変化検出手段を含み、 前記流量変化有無判定手段は、遅切れ防止判定用のタイマを用いて判定時間を計測しながら遅切れ防止判定用の流量変化有無判定を行い、前記遅切れ防止判定用の流量変化検出手段により流量変化が検出された場合に実質的な流量変化ありと判定する遅切れ防止判定用の流量変化有無判定手段を含み、 前記保安手段は、前記遅切れ防止判定用の流量変化有無判定手段により実質的な流量変化ありと判定された場合に、前記継続時間計測用のタイマと前記遅切れ防止判定用のタイマをゼロスタートさせると共に、流量変化ありと判定された時刻とその時点の流量を新たな元流量データとして前記記憶手段に登録するように構成されている ことを特徴とするガス遮断装置。
IPC (2件):
G01F 3/22 ,  F23K 5/00
FI (2件):
G01F3/22 B ,  F23K5/00 304
Fターム (9件):
2F030CB02 ,  2F030CC13 ,  2F030CE01 ,  2F030CE09 ,  2F030CF05 ,  2F030CF11 ,  3K068AA01 ,  3K068DA01 ,  3K068EA03
引用特許:
出願人引用 (15件)
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審査官引用 (14件)
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