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J-GLOBAL ID：201502211049951508   整理番号：15A0762709

ラン藻フルクトース-1,6-/セドヘプツロース-1,7-ビスホスファターゼの発現によるEuglena gracilis光合成能の強化は,バイオマスおよびワックスエステル生産の増加をもたらす

Enhancement of photosynthetic capacity in Euglena gracilis by expression of cyanobacterial fructose-1,6-/sedoheptulose-1,7-bisphosphatase leads to increases in biomass and wax ester production

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著者 (19件)： OGAWA Takahisa (Kinki Univ., Nara, JPN) ,  OGAWA Takahisa (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  TAMOI Masahiro (Kinki Univ., Nara, JPN) ,  TAMOI Masahiro (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  KIMURA Ayako (Kinki Univ., Nara, JPN) ,  KIMURA Ayako (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  MINE Ayaka (Kinki Univ., Nara, JPN) ,  SAKUYAMA Harumi (Kinki Univ., Nara, JPN) ,  SAKUYAMA Harumi (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  YOSHIDA Eriko (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  YOSHIDA Eriko (euglena Co., Ltd., Tokyo, JPN) ,  MARUTA Takanori (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  MARUTA Takanori (Shimane Univ., Shimane, JPN) ,  SUZUKI Kengo (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  SUZUKI Kengo (euglena Co., Ltd., Tokyo, JPN) ,  ISHIKAWA Takahiro (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  ISHIKAWA Takahiro (Shimane Univ., Shimane, JPN) ,  SHIGEOKA Shigeru (Kinki Univ., Nara, JPN) ,  SHIGEOKA Shigeru (JST-CREST, Tokyo, JPN)
資料名： Biotechnology for Biofuels (Web)  (Biotechnology for Biofuels (Web))
巻： 8  号： May  ページ： 8:80 (WEB ONLY)  発行年： 2015年05月 
JST資料番号： U7022A  ISSN： 1754-6834  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： [背景]最近,微細藻類は,バイオフューエル生産の有望な基盤システムとして注目を集めてきた。単細胞植物性鞭毛虫,Euglena gracilisは,14:0カーボン鎖を持つ中鎖脂肪酸とアルコールからなる大量のワックスエステル類を生産するので,バイオディーゼルを生産する魅力的な供給原料として提案された。E.gracilis細胞は,好気条件で,貯蔵多糖類,パラミロンとして知られるβ-1,3-グルカンを多量に蓄積する。好気的に増殖させ,それから嫌気条件に移すと,E.gracilis細胞は,活発にワックスエステル類を合成するためにパラミロンを分解する。したがって,光合成の遺伝子工学によるパラミロンの蓄積強化は,ワックスエステル生産能力を増加させると考えられた。[結果]著者らはここで,Euglena細胞の光合成活性を強化するために,ラン藻カルビンサイクルのフルクトース-1,6-/セドヘプツロース-1,7-ビスホスファターゼ(FBP/SBPase)を発現する遺伝子導入Euglena(EpFS)細胞を作製し,Euglena葉緑体におけるFBP/SBPaseの発現に成功した。EpFS4細胞系の体積は,通常の培養条件における野生型細胞より有意に大きかった。EpFS4細胞の光合成活性は,強い光と高い二酸化炭素濃度の下で,野生型より有意に高く,バイオマス生産を増加させた。遺伝子導入細胞系のパラミロンの蓄積は,野生型細胞より増大した。さらにまた,強い光と高い二酸化炭素濃度の下で増殖させたEpFS細胞系を嫌気状態に置くと,そのワックスエステル類の生産性は,野生型細胞より約13倍~100倍高くなった。[結論]ここで得られた結果から,E.gracilisのバイオマス生産の効率は,光合成能力を遺伝子的に変調することによって改善され,その結果,ワックスエステル類の生産が強化されることが示された。これは,光独立栄養的培養で持続可能なバイオフューエル生産源としてのE.gracilisの利用の第一歩であることが示唆された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： バイオマス ,  生物燃料 ,  *バイオディーゼル燃料 ,  嫌気的代謝 ,  好気的代謝 ,  遺伝子導入 ,  葉緑体 ,  酵素 ,  フルクトースビスホスファターゼ ,  *Euglena gracilis ,  パラミロン ,  ワックスエステル ,  光独立栄養 ,  持続可能な生産 ,  シアノバクテリア門 ,  Calvin回路 ,  光合成能力 ,  微生物 ,  植物 ,  隠花植物
準シソーラス用語： 藍藻類 ,  Calvinサイクル ,  セドヘプツロース-1,7-ビスホスファターゼ ,  光合成能

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  遺伝子操作  (EC02050B) ,  代謝と栄養  (EG03054K)

タイトルに関連する用語 (7件)： ラン藻 ,  フルクトース ,  Euglena ,  光合成能 ,  強化 ,  バイオマス ,  ワックスエステル