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J-GLOBAL ID：201702253124756483   整理番号：17A0584373

ファインバブル 循環型社会を担うファインバブル洗浄技術

著者 (5件)： 秦隆志 (高知工高専) ,  西内悠祐 (高知工高専) ,  多田佳織 (高知工高専) ,  奥村勇人 (高知工高専) ,  赤松重則 (高知工高専)
資料名： 設計工学  (日本設計工学会誌)
巻： 52  号： 5  ページ： 291-297  発行年： 2017年05月05日 
JST資料番号： S0898A  ISSN： 0919-2948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ファインバルブ(マイクロバブル,ナノバブル)は,1)通常の気泡に比べて同じ容積のファインバブルの比表面積が大きいため,気液界面での物理的吸着が飛躍的に向上する,2)ファインバブル表面(すべり面)上が帯電する,3)ファインバブルの崩壊に伴う衝撃波が発生する,という報告があり,これらの性質を活かした洗浄分野への展開が期待されている。本稿は,ファインバブルの性質を活かした高知県での農産物洗浄における事例や,他の洗浄分野における応用や可能性について解説した。まず,農産物(例えば生姜)に対する洗浄効果について述べた後,工業製品(例えばプラスチック製品)の油分除去などの付着油除去による洗浄効果,プラスチックのリサイクル産業での塩除去に対する洗浄効果,工業残渣(付着固体)除去に対する洗浄効果などについて説明した。

シソーラス用語： 気泡 ,  比表面積 ,  気液界面 ,  吸着 ,  滑り面 ,  帯電 ,  衝撃波 ,  *農作物 ,  ショウガ ,  *工業製品 ,  リサイクル ,  ウルトラファインバブル ,  *ファインバブル ,  プラスチック製品 ,  マイクロバブル ,  *循環型社会 ,  利用 ,  再利用
準シソーラス用語： ナノバブル ,  *洗浄性

分類 (1件)： 膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U)

引用文献 (11件)：

• 寺坂宏一:化学工学,78,9(2014),580.
• ファインバブル学会連合 編:ファインバブル入門,日刊工業新聞社(2016).
• 大下誠一:食品と開発,45,7(2010),6.
• 西内悠祐他(分筆):マイクロバブル(ファインバブル)のメカニズム・特性制御と実際応用のポイント,情報機構(2015),52.
• 秦隆志他:産業洗浄,16(2015),38.

タイトルに関連する用語 (3件)： ファインバブル ,  循環型社会 ,  洗浄