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J-GLOBAL ID:201902233128221392   整理番号:19A0005360

ひとみで観測されたペルセウス座銀河団核の温度構造

Temperature structure in the Perseus cluster core observed with Hitomi
著者 (119件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: 11.1-11.30  発行年: 2018年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本論文では,Hitom観測所に搭載された軟X線分光計(SXS)で得られた1.8~20.0keVデータに基づいて,ペルセウス座銀河団核におけるX線放出プラズマの温度構造を明白にした。直径約7′の中心領域をカバーする338ksの全有効曝露時間で,一連の4つの観察を行った。SXSは5.9keVで約5eV(半値全幅)のエネルギー分解能で動作した。He様イオンにおけるK殻線の微細構造だけでなく,より高い主量子数からの遷移もFeを通してSiから明確に分解した。これにより,Si,S,Ar,Ca,Feの線比を用いて温度診断を行うことができ,ペルセウス座銀河団の励起温度とイオン化温度の初めての直接測定が可能になった。観測されたスペクトルは,衝突イオン化平衡における単一温度熱プラズマモデルによりほぼ再現されたが,詳細な線比診断はこの近似からのわずかな偏差を明らかにした。特に,データは,原子質量によるイオン化温度の増加の明白な傾向を示し,両方の温度を測定できる唯一の元素であるFeに対するイオン化と励起温度の間のわずかな差を示した。最良適合二温度モデルは,3と5keVガスの組合せを示唆し,単一温度近似から観測された小さな偏差は,視線に沿った銀河団核における既知の半径方向温度勾配を投影する効果に起因するという考えと一致した。一方,Chandra/ACISおよびXMM-Newton/RGS結果との比較は,付加的な低温成分が銀河団内媒体(ICM)中に存在するが,その1.8~20keVエネルギーバンドを与えるHitomi/SXSでは検出できないことを示唆する。(翻訳著者抄録)
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星雲 
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