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J-GLOBAL ID：201102219899730293   整理番号：11A0961880

食用紫菊花の蛋白糖化最終生成物(AGEs)生成抑制作用の研究

著者 (9件)： 北野貴大 (同志社大 大学院生命医科学研究科 アンチエイジングリサーチセ) ,  八木雅之 (同志社大 大学院生命医科学研究科 アンチエイジングリサーチセ) ,  埜本慶太郎 (同志社大 大学院生命医科学研究科 アンチエイジングリサーチセ) ,  堀未央 (同志社大 大学院生命医科学研究科 アンチエイジングリサーチセ) ,  庄野繁一 (同志社大 大学院生命医科学研究科 アンチエイジングリサーチセ) ,  米井嘉一 (同志社大 大学院生命医科学研究科 アンチエイジングリサーチセ) ,  原高明 (ユニアル) ,  原英郎 (ユニアル) ,  山路明俊 (ユニアル)
資料名： New Food Industry  (New Food Industry)
巻： 53  号： 6  ページ： 1-10  発行年： 2011年06月01日 
JST資料番号： F0354A  ISSN： 0547-0277  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食用菊の品種のひとつである紫菊花えんめい楽の抗糖化作用を検討した。比較として異なる品種の阿房宮を用いた。えんめい楽(粉末)は蛍光性の蛋白糖化最終生成物(AGEs)を指標とした抗糖化活性(50%蛍光性AGEs生成抑制濃度)が阿房宮(粉末)の約2倍の活性を示し,アミノグアニジンと同等以上であった。また,糖化反応中間体3DGの産生抑制,ペントシジンおよびCMLの産生抑制作用は,えんめい楽(粉末および熱水抽出物)と阿房宮(粉末)が同等であった。糖化抑制の有効成分であるORAC,ポリフェノール類(ルテオリン,アントシアニジン),クロロゲン酸含有量は,いずれも阿房宮より高かった。えんめい楽粉末および抽出物は生体に対する抗糖化作用が期待される。

シソーラス用語： 植物 ,  *キク ,  *糖タンパク質 ,  *反応生成物 ,  薬理作用 ,  抽出液 ,  酸化防止 ,  多価フェノール ,  ピリリウム ,  フラボノイド ,  芳香族縮合化合物 ,  粉末食品 ,  成分 ,  栽培品種 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  脂環式アルコール ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリオール ,  酸素複素環化合物 ,  ヒドロキシケトン ,  植物成分 ,  アントシアニジン類 ,  抗糖化作用 ,  食用植物 ,  *進行性糖化最終産物 ,  植物抽出物 ,  活性酸素吸収能力
準シソーラス用語： *AGEs ,  えんめい楽 ,  植物エキス ,  ORAC【活性】

分類 (2件)： 野菜とその加工品  (FJ11020O) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (2件)： クロロゲン酸 ,  ルテオリン

引用文献 (37件)：

• 1) Nagai R, Mori T, Yamamoto Y, Kaji Y, Yonei Y: Significance of advanced glycation end products in aging-related disease. Anti-Aging Medicine 7; 112-119: 2010
• 2) Cerami A, Vlassara H, Brownlee M: Glucose and aging. Sci Am 256; 90-96: 1987
• 3) Niwa T, Katsuzaki T, Miyazaki S: Immunohistochemical detection of imidazolone, a novel advanced glycation end product, in kidneys and aortas of diabetic patients. J Clin Invest 99; 1272-1280: 1997
• 4) Yonekura H, Yamamoto Y, Sakurai S, et al: Roles of receptor for advanced glycation endproducts in diabetes-induced vascular injury. J Pharmacol Sci 97; 305-311: 2005
• 5) Reddy VP, Obrenovich ME, Atwood CS, et al: Involvement of Maillard reactions in Alzheimer disease. Neurotox Res 4;191-209: 2002

タイトルに関連する用語 (7件)： 紫 ,  菊花 ,  蛋白 ,  糖化 ,  AGEs ,  抑制作用 ,  研究